1週間後の2014年7月14日、総務省は「変な人」の募集を開始する(関連記事)。「変な人」はあくまでも通称であり、ICT分野の研究者個人を支援する事業「異能vation(いのうべーしょん)」の対象者を指したものだ。 総務省の資料から抜粋すると変な人とは次のような人を指す。「世界的に予測のつかないICT分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT技術課題に挑戦する人を支援。閉塞感を打破し、異色多様性を拓く」とある。 実はこうした「Disruptive」な価値創造を以前から支援している国がある。イスラエルだ。イスラエル発としてよく知られているのが、ファイアウォールやVoIP(Voice over IP)、低消費電力CPUといったセキュリティや通信関連技術、半導体だが、今やそうした分野だけでなく、様々なIT関連技術・サービスを生み出