2024年02月26日10:00 カテゴリ国際外交 ウクライナ問題のシナリオ作り ウクライナ戦争が3年目に入りましたが、メディアではウクライナの苦戦が報じられています。理由は欧米の支援が十分ではなく、弾切れになりつつあることが指摘されています。個人的にはゼレンスキー大統領の求心力低下がそれに拍車をかけているとみています。その中で、アメリカ大統領選が11月に迫る中、トランプ氏はウクライナ戦争を1日で終わらせると豪語していますが、それは支援のプラグを抜くという意味です。ゼレンスキー氏を世界が支援していたと思いきや、ここにきて四面楚歌になりつつある現状を踏まえ、ウクライナ問題のシナリオをそろそろ考えるべきではないかと考えています。 戦争の講和は必ずしも戦争の終結、つまりどちらかがギブアップしなくても講和の準備は行われます。例えば第二次大戦においては1943年のテヘラン会議、45年2月のヤルタ会議