大手企業とベンチャー企業の間で、サービスや製品開発で協業する事例が増えている。その一方で、商用化や事業化などに至らなかったり、ベンチャー側の成長戦略につながらなかったりする「無駄な協業」が多いとの声もベンチャー側からは漏れる。NTTグループではこうした案件を減らすために一風変わったマッチングイベントを開催した。無駄な協業が増えている背景とその対策などについて、主催者であるNTTドコモ・ベンチャーズの秋元信行副社長に聞いた。 6月にNTTドコモ・ベンチャーズとNTTドコモはベンチャー企業とのマッチングイベントを開催しました。 秋元:事業のパートナーを募集する「Villageアライアンス」を6月に2回開催しました。よくある大手とベンチャー企業のマッチングイベントと異なるのは、NTT側から具体的なテーマを複数提示した上で、ベンチャー企業にどのテーマで協業できるか呼びかける点です。今回は、「訪日外