「小売業界は未曽有の競争が巻き起こっているが、コンビニエンスストアはなくならない。デジタルと共存する形でリアル店舗の価値を追求し続ける」――ローソンの竹増貞信社長が、10月16日に開催された「CEATEC JAPAN 2018」(千葉・幕張メッセ)の講演で、同社が考える“未来のコンビニ像”を語った。品だしや清掃など機械で代替できる業務は自動化を進め、人間のスタッフは来店者とのコミュニケーションなどの触れ合いを重視していく方針だ。 「ゲームチェンジャーとなり、さまざまなチャレンジをしていきたい」と意気込む竹増社長は、「デジタルデバイスに頼って誰とも話さなくても生きていける便利な時代が来ても、人との触れ合いを大切なはず。温かい毎日を送る中核にローソンがあるようにしたい」と話す。 日本国内で少子高齢化が進み、核家族や単身世帯が増える中、「ローソンとして高齢者や働く女性のサポートなどをする必要性を