現役時代の経験を語り、対策強化を訴えるバドミントン元日本代表の潮田玲子さん(5月25日、東京都港区で)=横山就平撮影 女性アスリートの競技画像をアダルトサイトに転載したとして、京都府の男(37)が先月、著作権法違反容疑で警視庁に逮捕され、東京簡裁から罰金60万円の略式命令を受けた。性的目的での撮影や画像悪用などの被害は後を絶たず、対策強化を求める声が高まっている。(坂本早希) 【写真】フォトグラファーが捉えた貴重な一瞬 「胸元やお尻に向けられるカメラのシャッター音や、ネット上に氾濫する自分の画像に、ずっと気づかないふりをしてきた」。2008年の北京五輪と12年のロンドン五輪に出場したバドミントン元日本代表の潮田玲子さん(37)が振り返る。 潮田さんが最初に違和感を覚えたのは05年頃。当時、ペアを組む小椋久美子さん(37)とともに「オグシオ」の愛称で注目されていた。コンビニ店に並ぶ雑誌の表紙