自らの経験をもとに、自分の身体を知ることの大切さを訴えた大山加奈。ユース年代の教育は改めて見直す課題の1つである 女性の身体について。今、自分が妊娠中でもあることから、これまで以上に考える機会が増えました。 なかでも生理に関しては、悩まされている女性アスリートも多いのではないでしょうか。私は中学生の頃に初潮を迎えましたが、生理痛もなく、生理不順もなく、特別悩んだことはありませんでしたが、同級生や先輩、後輩の中には毎回鎮痛剤を飲まなければ動けない選手や、鎮痛剤すら効かないほど重く、試合にも出られなかった選手もいました。高校生の頃には、3年間生理が止まってしまった選手もいました。 残念なことに、おそらくこれらは私の学生時代が特別だったわけではなく、今も同じであるはずです。当時よりも多くの情報を得られる時代になっていますが、若い女性アスリートたちに向け正しい対応、教育がなされているかというと少し