東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会組織委員会は18日、選手村(東京都中央区)に滞在する海外からの選手2人が、新型コロナウイルスの検査で陽性になったと発表した。選手村に滞在する選手の感染が確認されたのは初めて。 南アフリカオリンピック委員会はこの日、この2選手と、前日に陽性が発表されたスタッフの計3人は同国サッカー男子のメンバーだと発表した。組織委は当初、国籍などを明かしていなかったが、発表を受けて事実関係を認めた。同国は22日、1次リーグ初戦で日本と東京で対戦予定。組織委幹部によると、チームのほぼ全員が濃厚接触者に認定される見込みで、その場合、試合直前のPCR検査で陰性が確認されれば出場が認められる。 組織委によると、この3人は村外の施設に隔離した。残りのメンバーは選手村の自室で待機し、この日は練習をしていないという。濃厚接触者に認定されても、検査で陰性が確認されれば練習できる