18日に通常国会が召集されるのを前に、参議院本会議場に、車いすに乗ったまま演壇に上がれるようにするためのスロープが新たに設置されました。 参議院では、おととしの選挙で、重度の障害がある議員が当選したことを受けてバリアフリー化が進められています。 18日の通常国会召集を前に、本会議場には議場中央の演壇に車いすに乗ったまま上がれるようにするため、演壇の両側に長さ7メートル、幅が80センチのスロープが設置されました。 また、耳の不自由な人のために、通常国会から、参議院本会議での総理大臣による施政方針演説や代表質問などをインターネットで中継する際、手話通訳も同じ画面で見られるようにすることにしていて、手話通訳を撮影するための新たなブースも設けられました。 水落・参議院議院運営委員長は「今後も『良識の府』としてさまざまなバリアフリー化を検討していきたい」と話しています。