UNIXのファイル権限設定についての記事に続き、本記事では新規ファイルの作成時に用いられるデフォルト権限の設定方法を解説する。 筆者の記事「UNIXのファイル権限を理解する--基本を押さえてセキュリティ向上に役立てる」には、以下のような一節があったことを憶えておられる方もいるだろう。 UNIXシステムにおいて、ファイルレベルの基本的なセキュリティを向上させるための重要な鍵は、システムの機能を損なうことなく、かつあなたが必要とするファイルへのアクセスが妨げられないレベルで権限を可能な限り制限しておくことにある。 上記の記事で解説しているように、UNIXやLinuxのシステム管理者は、たいていの場合において、ファイルの所有者に対しては該当ファイルの全権限を与え、その他のユーザーに対しては該当ファイルに一切アクセスできないような設定をデフォルトとしておくべきである。こういったことを、管理者側の手