特性要因図は、工程能力の向上を目的として検討を行う場合に有効な手法です。 生産工程の要因の洗い出しでは、5M(人:Man、機械:Machine、材料:Material、方法:Method、測定器・測定方法:Measurement)に対して、それぞれブレーン・ストーミング(BS:Brain Storming)法*による要因摘出がよく用いられます。BS法では、摘出に漏れが少なく、多くの要因を挙げられます。 特性要因図の用途としては、漠然とした問題意識の明確化、想定原因の整理、真の原因の追求、小集団活動テーマの解決などに多用されます。 *ブレーン・ストーミング(BS:Brain Storming)法 アレックス・F・オズボーン(Alex F.Osborn)によって考案された集団発想法の会議方式の1つ。