50代の生活保護利用男性に1日1000円しか手渡さず、全額支給をしていなかった群馬県桐生市。その後、新たに2018年以降の調査分だけで11世帯で全額支給をしていないことが判明し、86世帯に本人の同意なしに受領印を押すなどの事実も判明。長年にわたり大声で利用者を怒鳴り、申請書をわたさないなどの水際作戦が常態化していました。(横田和治) 同市は18日に荒木恵司市長が記者会見で謝罪し内部調査チームと第三者委員会設置を表明。市議会では日本共産党の渡辺恒市議が追及、市側は反省を繰り返す一方で違法性の認識の欠如や大声を出して威圧する行為について、利用者が先に大声を出したから、といって責任転嫁をしています。 追いこまれ転居 同市で生活保護を9月から11月まで利用していた現在他市に在住している倉田雅子さん(仮名)とその息子の和夫さん(仮名)。雅子さんは心臓に持病を抱え労働が困難で、和夫さんは成人しています