【花野雄太、川見能人】文部科学省は1日、京都大と九州大で英語による授業を大幅に増やす計画を明らかにした。国立大の改革強化のための補助金(計約138億円)の対象の14事業の中に盛り込んだ。外国人教員を大量に雇用し、国際的に活躍できる学生の育成を進める。 京大には、主に1〜2年生が履修する人文社会・自然科学系の教養教育の授業が計約700種類あり、現在はこのうち1割弱を計11人の外国人教員が英語で行っている。今後5年程度で外国人教員計約100人を海外の大学などからスカウトし、教養の授業の半分程度、専門の授業の1割弱を英語で行う想定だ。京大は「学内にグローバルな環境を作りたい」としている。 九大も今後5年間で、外国人教員を30人程度採用し、約3割増やす。現在はほとんど実施していない英語による授業も25%程度にまで増やす。さらに、1学年約2400人のうち、500人程度が語学研修などの海外体験がで