東京農工大と東京外国語大は3日、連携・協力の推進に関する基本協定書を締結した。 農工大の松永是学長と外語大の立石博高学長が、同大で記者会見して発表した。 文化系と理科系の枠を超え、国際的に活躍できる人材育成で協力しようと、同じ東京都府中市内にキャンパスがある両大学が一致した。 協定に調印した後、松永学長は「海外との多様な関係を持つ外語大と一緒に、グローバル化に取り組みたい」とあいさつ。立石学長は「文理融合型の人材が強く求められており、刺激的な授業を提供してもらえることはうれしい」と期待を込めた。 両大と一橋大、電気通信大、東京学芸大の多摩地区5大学は、既に単位互換制度を実施。しかし、学生がキャンパスを行き来する方式では、他大学の講義を受ける学生が増えにくい面があったという。 協定の締結を受け、新年度は、農工大が外語大の学部生を対象にした講義「現代農学の最前線」を開催。外語大も農工大の大学院
大学生が生活リズムを整えるきっかけに、との狙いで、格安の朝ごはんを学食で提供する大学が増えている。 経済的な支援や食育といった目的に加え、「生活リズムが乱れていては卒業後、まともな社会人生活を送れない。大学で朝食を提供してもらえないか」という保護者からの要望が元になっているケースもある。 立命館大は昨年12月、おかず3品とごはん、みそ汁がついた「100円朝食」を滋賀と京都のキャンパスで始めた。以前は260円で提供していたが、「ワンコイン」と分かりやすくすることで、利用増を狙う試み。同10~11月のうちの2週間、前倒しの試験導入したところ、それまでの平均2・3倍となる300人(1日あたり)が利用し、全面導入を決めた。 取り組み開始の大きな要因は保護者から示された危機感だった。同大学が2012年度に学生に行ったアンケートで、約4割の学生が朝食抜きが当たり前、という結果が出た。 この結果に保護者
筑波大学(茨城県つくば市)は、早ければ2016年度一般入試から、英語の「読む・聞く・話す・書く」という四つの力を測る外部テストの成績を、選考材料に利用すると発表した。今後、各学群(学部に相当)で利用方法などを検討する。 筑波大は教育・研究のグローバル化に対応するため、「話す」も含めた英語力が不可欠としており、担当の阿江通良副学長は「高校生に英語の4技能を勉強してほしいとの大学からのメッセージ」と話す。利用する外部テストは、米国で開発された「TOEFL◎」や、日本英語検定協会と上智大学が共同開発している「TEAP◎」、ベネッセコーポレーションが開発中の「GTEC CBT◎」が候補に挙がっている。 大学の一般入試での外部英語力テストの利用は、新年度新設される長崎大学の多文化社会学部が、受験生がTOEFLなどの成績で同大指定の基準点を超えていれば、大学入試センター試験の外国語得点を満点とする仕組
アルツハイマー病の原因物質が脳に蓄積されるのを防ぐたんぱく質を発見したと、大阪大蛋白(たんぱく)質研究所の高木淳一教授らのチームが発表した。 新しい治療薬開発につながる可能性があるという。13日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」電子版に掲載された。 チームは、アルツハイマー病の患者で、「ソーラ」というたんぱく質が、少ないことに着目した。 病気の原因物質「アミロイドβ」の量を一定にしたマウスに対し、このたんぱく質の量を多くしたものと平均的な量のものとで比較。その結果、たんぱく質の量が3~4倍多いマウスは、平均的な量のマウスよりアミロイドβの蓄積量が4分の1になったという。 高木教授は「ソーラはアミロイドβの『掃除屋』となっているようだ。アルツハイマー病の発症リスクを下げる役割を果たしていると考えられる」と話す。
「選考には影響しない」…人物理解の手がかりに 文系の学生を新卒採用する際、大学の成績表を面接前に提出させる企業が増えている。 インターネットなどで“面接必勝法”が紹介され、多くの学生が同じことを言う状態になったことを受け、面接官が学生としてやるべきことをやったかどうか見極める材料として注目しているようだ。 2012年の採用活動(13年4月入社組)以降、三井物産や帝人などが面接前の成績表提出制を導入したほか、今後導入を検討している企業もある。 大学や教員によって評価基準が異なるため、多くの企業では成績の良い、悪いで選考は行わない。選考書類に大学名の記入欄がないソニーも提出を求めるが、「成績表をみれば大学名はわかるが、選考に影響しない」(広報)と強調する。 企業側の主な狙いは、成績を面接の話題に取り上げて、知的好奇心や根気など企業人として必要な資質について「学生をより深く理解する手がかりにする
アルバイトなど学生ならではの労働問題にとり組もうと、北海道大学の学生が若者向けの労働組合「札幌学生ユニオン」を設立し、30日、結成大会を開いた。 飲食店などでアルバイト経験がある同大文学部4年の下郷沙季さん(23)が、実際の勤務時間通りに給料が支払われなかったり、休憩時間が正しく守られなかったりするケースがあることに疑問を感じ、労働組合の結成を思い立ったという。 一緒にホームレス支援の活動をしていた同大2年小川遼さん(21)に声をかけ、昨年12月から、ビラまきや会員制交流サイトで賛同者を募り、結成にこぎつけた。 結成大会には、学生約10人が参加し、今後の活動方針や役員を決めた。今後、他大学からも組合員を集め、学生の労働相談に乗ったり、労働法規の勉強会を開いたりする。 2月2日午後1時からは、札幌市中央区の若者支援総合センターで、体験談を共有する高校生・大学生対象の懇親会を開くという
中学校レベルの英語の授業で単位認定を行っていたり、教員数が大学設置基準を満たしていなかったりした266校に改善を要求した。 調査は、卒業生がまだ出ていない新設の大学や短大、大学院を中心に、全国528校が対象。学生数が定員と大幅に異なったり、定年に達した教員を雇い続けたりする事例が目立ったほか、ヤマザキ学園大(東京)では、必修科目の英語で、be動詞の使い方などを教える授業が行われており、同省は大学教育にふさわしい水準に改めるよう求めた。 仙台青葉学院短大(仙台市)では、専任教員の7割以上が大卒や専門学校卒の資格しかなく、教育を行う体制が不十分とされた。 聖隷クリストファー大(浜松市)では、大学設置基準上8人必要な専任教員が、調査時に6人しかいなかった。中部大(愛知県)でも、設置基準上、教授4人が必要だが、2人しかいない時期があり、現在も3人にとどまっている。保健医療経営大(福岡県)では、認可
告別式は16日午前11時、東京都国分寺市西恋ヶ窪1の39の5東福寺。喪主は弟、光二氏。 美学芸術学が専門で著書は『イギリス風景式庭園の美学』など。昨年、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」を分析した新書『ももクロの美学』を出して話題を集めた。
国公私立大学の学長の8割以上が「自校の学生の学力に課題がある」と考えていることが7日、リクルートマーケティングパートナーズの調査でわかった。 一方で、約5割の大学では、学力だけでなく、学習意欲を含めて多面的に評価する独自の入試を実施している現状も浮かんだ。 調査は昨年8~9月、国公私立大745校を対象に実施。60・7%の452校の学長から回答があった。 学生の学力については、「大きな課題」(26・1%)「ある程度の課題」(59・2%)を合わせ、85・3%が「課題がある」と回答した。国公私立別に、その割合をみると、私立が93・7%で最も高く、国立(57・6%)、公立(61・5%)を大きく上回った。
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