はじめに メモリ関連のバグ(メモリリーク)を見つけるためのツールの一つである、GCCもしくはLLVMのSanitizerについての記事です。 使い方 使い方は至って簡単で、後述の用途に応じてコンパイルオプションを追加してビルドし、通常通り目的のプログラムを実行するだけです。 Memory Sanitizer メモリ領域は確保したものの、プログラムで意図的に初期化されていないメモリへのアクセスを検出する場合に利用します。 void main() { auto *buff = new char[256]; buff[0] = 1; std::cout << buff[1] << std::endl; // [1]は見初期化のためここでエラー検出 }