血清中のタンパクの一種アルブミンとブドウ糖が結合したものをグリコアルブミンといいます。インスリン治療中などで血糖の変動が激しい場合に、HbA1c(グリコヘモグロビン)と同様に、過去の血糖値の変動を推定できる指標として利用されています。グリコアルブミンは、近い将来、糖尿病の検査の中心になると考えられています。 グリコアルブミンを調べると何がわかるのか? アルブミンの半減期は20日前後で、グリコヘモグロビンの120日という寿命より短期間です。したがって、グリコヘモグロビンよりも近い過去の血糖コントロール状態を知ることができます。 糖尿病の進行を防ぎ、合併症を予防するためには、血糖コントロール状態を正確に把握する必要があります。現在の状態だけではなく、グリコアルブミン(1~2週間前)、グリコヘモグロビン(1~2ヶ月前)の血糖状態を知ることが治療に役立ちます。 なお、グリコアルブミンと同じくフルク