※この記事は2019年12月に取材・撮影した内容です 「楽しみにしているね」などとテキストに感情を乗せたいとき、当たり前のように「絵文字」が使われるようになりました。 今や、私たちの生活にすっかり馴染んだ絵文字ですが、それを生み出したのが栗田穣崇(くりた・しげたか/ @sigekun )さんです。NTTドコモ(旧:エヌ・ティ・ティ移動通信網)に新卒入社した後、異例の社内公募でiモードの開発チームに所属。大きな企業「らしくない」メンバーに囲まれて全力を尽くします。絵文字は、2016年にその世界的な価値が認められ、ニューヨーク近代美術館に収蔵されました。 デザイナーやエンジニアの経験はなく、ましてや「ネットと遭遇したのは、ドコモに入社してから」。その状況からどのようにして、いまや世界のスタンダードとなった絵文字を生み出し、ユーザーを楽しませるサービスの作り手になったのでしょうか。絵文字開発後に