学界に身を置く研究者は、論文を送りつけてくる自称「研究家」には、多くの場合無視するか、よくても儀礼的な挨拶、あるいは皮肉やほめ殺しで体よくあしらうことが多い。これに対して不平不満を抱き、学界への怨み言をたらたら吐き続ける自称「研究家」も数多くいる。 しかし学界と一般の人の関係は、実はオーケストラの団員と客の関係に似ている。 オーケストラの演奏会では、舞台と客席とは完全に分離されている。演奏するのは舞台の上の団員だけで、客はせいぜい拍手を送るか、曲によっては手拍子をするくらいである。お座敷や盆踊りのように、客も歌い手も一緒になって騒ぐということはまずない。 たとえどんなにすばらしい演奏の腕前を持っていたとしても、客でいる限り、勝手に舞台に上がって演奏することは許されない。 そんなことをすれば演奏会は台無しになる。そもそもオーケストラとはそれぞれの楽器が個性を発揮しながらも、 全体としての調和
石原慎太郎の「ババア(ババァ)」発言については、以下のかたがたのように、どうも「文脈」を読めないで批判している人がいる気がする(追記:気がしてた)ので、前にぼくがした話を思い出しながらしてみます。やれやれ。 →ネ タ の タ ネ - 無意識過剰セカイのリアリズム:オバサンが「ババァ」といわれて笑ってる訳 「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なる物はババア。」といってるのになぜ石原を支持しちゃうオバサンがいるのか問題。その中で書かれているとおり、なにも公然と「ババァ」というのは慎太郎だけじゃない。中には言われて喜んで笑っていることもある。 古いトコではケーシー高峰や毒蝮三太夫、最近ではみのもんた、明石屋さんまもそろそろこのお仲間か、女性相手に客イジリをし下ネタや毒舌やはたまた慇懃無礼なあてこすりを投げ付けるという罵倒芸風がある。伝統的にいえば一種の幇間芸。慎太郎を怒らないで受け取るほうは、そ
今朝あなたが食べたたまごの身近さは、そのままあなたと世界との距離を示している。 その距離を縮めるための一つの提示 追記:23日午前3時 記事の最後に追記しました。読んでね。 12月30日午前3時 全体を改訂しました。理由は記事の最後に。 お知らせ:こちらの関連記事1、関連記事2もお読みください。 数年前のある時期、役場の職員や地元の起業家、マスコミ関係者などに会うと、よくこんなことを訊かれました。 「鶏が卵を産まなくなると、エサを断つんですってね。鶏は痩せて、羽も抜けるけれども、その極限状態をじっと耐えていると、やがて若返っていい卵を産み始めるんですって?」 おそらく「厳しい時代を生き抜く企業とは」とかいうテーマなのでしょう。その経営者は養鶏業の経験があることもよく知られており、この話は人々に強い印象を与えたようでした。 しかし残念ながら、結論からいうと、この話はウソです。強制換羽のことを
【概要】歴史的に最新の人気メディアは攻撃対象になりやすいこと。 2)歴史的に最新の人気メディアは攻撃対象になりやすいこと。 2ーA)「人間が月へなど行けるはずが無い」 「東京ー大阪2時間の弾丸列車など有り得ない」 「このような荒唐無稽を吹き込む手塚治虫から子供を守れ」 まず、上記の発言は厳密なものではなく、昔読んだ本の記 憶に頼っている事をご了承願います。一旦決着が付いてしまえばこうした「戦史」は無かったことになるらしく、ほとんど残りません。新しいメディアの教育への組み込み方と言う点で価値のある記録になると思うのですが。 さてこの時期、手塚治虫さんはこまめにTVに出てはPTAや教育評論家とバトっています。たまたまこの時期と本人の医学博士号取得が重なり「マンガを読 むとアタマが悪くなる」とは誰も言えなくなったそうです。 ちなみに少し脱線すると、米国では50年代に2-A)的な論調が勝ち、以後の
エスカレータにまつわる関西/関東の違いとゆえば、もちろん追い越しは右か左かのオハナシに決まっているのですけれども、その違いがぼくらを東京に呼び寄せる理由になっていること、みなさんには意外と知られていない。 例えばエスカレータが二機設置されているとき、下から見て左側が上り、右側が下りっていう構成なわけです、大体。その上で関西では追い越しが左、関東では追い越しは右、とゆう文化の違いがあり、その小さな違いが、「ある確率」に大きな違いをもたらしている。そうです。パンチラ率(Panti-rate)です。 (fig.1) 関西エスカレータ 東西どちらにおいても、追い越し側を駆け上る女子高生がパンチラをもたらすことにはさほど違いはない。主に後方からパンツを垣間見せることから後方パンチラ率(Back panti-rate)と呼ばれるこの種のパンチラは、またガードが固いことでも知られています。 これに対し対
帰省、寿司、陶芸体験 8/13(火) 妻の実家の墓参りへ行き、俺の実家へ帰省。風呂に入る前に子供達と外で水鉄砲で水を掛け合いびしょ濡れになる。最後のほうはどうにでもなれと思い、ホースやバケツで直接水をかけ合う。久しぶりの大胆な遊び方に子供たちは大声をあげながら騒いでいるが、田…
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