シリアの国防省はフェイスブックを通じて、イスラエル軍が現地時間の11月27日午前0時5分に、レバノン領方面から、ヒムス県のダブースィーヤ国境通行所とタルトゥース県のアリーダ(タルトゥース)国境通行所を狙って爆撃を行い、軍関係者2人と民間人4人が死亡、女性、子どもを含む12人が負傷、甚大な物的損害が生じたと発表した。 イスラエル軍の爆撃は、イスラエル、レバノン両政府が米国の仲介のもとで合意した停戦が発効(27日現地時間午前4時)する約4時間前に行われた。イスラエル軍はこの爆撃について何らの声明も発表していない。だが、これまでにも、イラン、イラク、シリアを経由してヒズブッラー(第4400部隊)が続けている武器・兵站物資の「密輸」を阻止するとして、連日のようにシリア領内を爆撃しており、今回の爆撃も停戦発効前の威嚇を目的とした「駆け込み爆撃」と見ることができる。 国営のシリア・アラブ通信(SANA
