それにしてもなぜ「牛肉の部位」でもなく、「木製のパズル」でもなく、たくさんの小さな木を集めてエレキギターをつくったのだろうか。大前提の話になるが、楽器には長い歴史がある。当然、エレキギターにも歴史があって「いい音を出すには、この木材が適しているよね」といった具合に、ほぼほぼ完成形として技術が確立されている。 これまでになかったモノを生み出すことが難しい世界であるが、だからといって“あぐら”をかいているわけにもいかない。新しい価値を提供していかなければいけないし、これまでになかった技術を研究しなければいけないし、環境が変わればそれにも対応していかなければいけない。このようなことを考えている中で、ヤマハはあるキーワードに直面した。「木材の調達」である。 関連記事 「外食テロで店がガラガラ」問題 スシローが訴えても“解決”できないワケ 「外食テロ」の報道を受けて、ネット上では悲鳴と怒りが入り混じ