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2013年12月2日のブックマーク (4件)

  • A Child Is Born Ⅲ - ジャズピアニストのジャズ批評

    和声はよく色彩に例えられる。即興的に生まれた理不尽なコード進行というのは、いわばいろんな色の絵の具をぶっちゃけて偶然できる色みたいなもので、一度きりのものだ。でもそれが、レギュラーでバンドを組んでずっと一緒にやっていると、同じ場所でいつもそのサウンドが起きたりする。それはお互いのちょっとした癖が重なりあったものなんだろうけど、それがそとから聞くとそのバンドの独特のサウンドだったりするのだ。じっくり考えたアレンジではそういう面白さは出てこない。もちろんじっくり考えたサウンドもないと音楽の軸がなくなってしまう。それはまた別問題だ。この抽象的な和声というのは、コード進行を理解してそれぞれが自分の解釈で音楽を作っていくというジャズの演奏方法が起因している。ただしこれは綱渡りをしているようなもので、大失敗することもある。それを許し合うというのがジャズの演奏の大前提でもあるのだ。ミュージシャン同士の出

    A Child Is Born Ⅲ - ジャズピアニストのジャズ批評
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/12/02
    即興で生まれる理不尽なコード進行は「いろんな色の絵の具をぶっちゃけて偶然できる色みたいなもの」だが、レギュラーバンドで「ずっと一緒にやっていると、同じ場所でいつもそのサウンドが起きたりする」。
  • nix in desertis:一人ロマン主義全部(ターナー展)

    都美のターナー展に行ってきた。水彩画中心ではあったが,なかなか豪華で量もあり,満足のいくものであった。 ターナーというと,表題にした通り,一人でロマン主義を一通りやってしまったという印象がある。ロマン主義と一括りにはするものの,実際の中身は多種多様だ。これはロマン主義という言葉の多義性もあるが,何より「筆致・主題のどちらかが古典主義からもロココからも外れてたらロマン主義」みたいなところはあり,これが雑多になっている原因である。C.D.フリードリヒは,筆致はパリッパリの古典主義だが,主題が崇高に寄りすぎているのでロマン主義だ。一方ドラクロワは主題が比較的古典的でも,筆致が全く外れているのでやっぱりロマン主義である。 こんな人為的な分類無意味なんじゃないかと言いたくなるような状況だが,ひるがえって,ターナーはどっちも描ける。というよりも,最初は主題が崇高なだけであったが,歳をとっていくにつれて

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/12/02
    "人間枯れると筆致は逆に荒れるのか" 興味深い。音楽の演奏だと身体が動かなくなってくるから激しくはならないよね。作曲だったらまた違う?
  • <麻枝准流作曲技法>考察 - 4日後から始めるライフペロリズム

    はじめに タイトルの通り、この記事では<作曲家:麻枝准>の作曲技法についての私的考察を記す。 予め断っておくが、ぼくは音楽に関して「素人」である。むろんプロではないし、趣味の範囲では作曲活動も行っているが、音楽大学やそれに類する専門教育機関に所属していた経験もなければ、著名な音楽家に弟子入りしている、などということもない。それでも常識程度の音楽理論の知識は持っていると自負しているが、これから書くことについては、あくまで「素人の戯言」だと思って読んでもらえれば幸いだ。 作曲について 「作曲」とは、その名の通り「曲」を「作る」行為であるが、では「曲」とは、一体どのように定義されるものなのだろうか。ひとまず、wikipedia先生にたずねてみたところ、 ――楽曲とは、音楽の、続けて演奏されるひとまとまりのこと。 とある。更に踏み込んで「音楽」とは何か、とみてみると、 ――音楽は、人間が組織づけた

    <麻枝准流作曲技法>考察 - 4日後から始めるライフペロリズム
  • V.A.「BALLOOM BEST」発売記念特集 とくインタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    インターネット発のレーベル、BALLOOMの集大成となるベストアルバム「BALLOOM BEST」がリリースされた。 ニコニコ動画で人気を集める音楽クリエイターたちが集まり2011年に発足したこのレーベル。「ボーカロイド盤」と「ボーカリスト盤」の2枚からなるアルバムには、米津玄師、古川舗、ナノウ、wowakaら参加クリエイターの代表曲24曲が収録される。 ナタリーではベストアルバムのリリースを記念し、レーベルの立役者・とくPへのインタビューを実施。BALLOOMについてだけでなく、ボーカロイドシーン全体の歴史についても語ってもらった。 取材・文 / 柴那典 撮影 / 上山陽介 ──まず、今レーベルの集大成的なアルバムを出そうと思ったのは? まず、「第1期」としてまとめるならば今だと思ったというのはありますね。企画する側の僕以外の7人のクリエイターがBALLOOMからアルバムを出して、2枚

    V.A.「BALLOOM BEST」発売記念特集 とくインタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー