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ブックマーク / nix-in-desertis.blog.jp (76)

  • nix in desertis:ワクチン(モデルナ製)接種3回目の記録

    2回目の記録はこちら。前回同様にTwitterで3時間おきに経過報告をしていたので,まとめておく。 準備:前回とほぼ同じだが,料をタンパク質中心に変更。解熱剤(1回2錠でイブプロフェン150mgのもの)・ポカリスエット1.4L・冷えピタ1箱・ハムとベーコンとチャーシューと豆腐と納豆。直前の昼飯はケンタッキーで万全の布陣。またこれも前回同様,ワクチン摂取したのは木曜日の午後で,金曜日はあらかじめ有休にしておいた。 ----------------------------------初日(木曜日)----------------------------------- 3時間経過(18時):36.3度。平熱。腕の痛み含めて不調無し。 6時間経過:36.7度。腕はやや痛いが1・2回目よりも痛みが弱い。ちょっと眠いがこれは単純な疲労だろうと思う。他は身体に変化なし。 9時間経過(24時):37.1

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2022/04/09
    ファイザー*2からのモデルナで熱が長引いた&倦怠感がすごかった。あと副反応かわからないけど,いったん熱が下がってからの頭痛(視神経痛?)もつらかった
  • nix in desertis:受験世界史(地歴公民)の論述問題とは何か

    どちらかというと指導者層,または受験が終わった社会人向けの話題である(もちろん高校生・受験生が読んでもよい)と前置きした上で。 受験世界史(社会科,地歴公民)で論述問題が課されるのはなぜか。文章作成能力なら国語や小論文で問えばよいので,地歴公民は全て純粋な知識問題でよいのではないかというのはたまに聞かれる主張である。しかし,それらでは測れない能力があるからこそ,地歴公民にも論述問題はある。ここでは世界史に絞って解説する。論が世間の議論に資することを期待して。 1.事件歴史用語を説明させる問題 論述問題として最も多いのは,「◯◯について△△字以内で説明しなさい」というパターンで,○○には特定の事件歴史用語が入る。たとえば, エンコミエンダ制について説明しなさい(60字程度)。 これは実際に今年の慶應大・経済学部で出た問題を少し改変したものであるが,解答は以下。 「スペインアメリカ大陸

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2022/03/04
    すげー。教科書や参考書読んだり,ゴリゴリ暗記したりするだけじゃ,到底できるようにならなそう
  • nix in desertis:まとめると思ってた以上にウニは何でも食っていた

    ・三角関数や微分積分の教育当に必要か。(山 一成🌤Ponanza|note) → タイトルは釣り気味……なのだがはてブの人気コメントの大半は釣られていて,記事をちゃんと読んでなさそうである。そういう人はタイトルを忘れて読んでほしい。大学教育の無制限の拡充は当に社会に貢献するかという話をしている。 → この話題は確かに生涯賃金が上がるので個人単位では大学に行くべしという話で終わることが多いイメージで,この反論は少なくとも私は初見である。大卒の賃金が高いのはシープスキン効果に過ぎず,必ずしも生産性が上がっているだけではないと言われてしまうと反論は難しそうだ。社会が大学を維持・拡充するコストや多くの若者を4年以上正業につかせない機会損失が,向上させる生産性の総和よりも大きいなら,大学はコストカットの対象になってしまう。とりわけ日は入試におけるボーダーフリーの大学に対する社会の視線が厳

  • nix in desertis:ゴヤとマネという様式分類上の困難を高校世界史でどう扱うか

    久しぶりの高校世界史深掘りシリーズ。 言うまでもなく,様式史とは同時代または後世の人間による整理である。ゆえに画家個人を必ずどれかの様式に入れないといけないわけではない。実際に,どうにも分類しがたい画家は存在する。しかし,専門家や好事家はともかく,一般教養や高校世界史のレベルだと,有名な画家をどこかしらのグループに入れることが要請される。この画家は一人一派なので型にはまらないのです,という説明を通すのは難しい(なぜ難しいのかわからないという人はすでに世間の知的水準や感覚から遊離している自覚を持つべし)。どこのグループにも入らない理由の説明をしようものなら,世の中には一般教養として求められるものが無数にあるのだから,込み入った事情を把握するくらいなら別のものを学んだほうが効率がいい,という反応をされてしまうのが常である。これは知っていてほしいと思う側にも望ましくない状況で末転倒である。だか

  • nix in desertis:登山記録3(瑞牆山・金峰山),あと『ヤマノススメサードシーズン』について

    初回はこちら。各項目の説明は初回を参照のこと。長くなったので今回は2座だけ。YAMAPのヤマノススメ巡礼マップ(瑞牆山・金峰山)も参照のこと。 No.9 瑞牆山 〔標高〕2230m 〔標高差〕750m(瑞牆山荘から) 〔百名山認定〕百名山 〔ヤマノススメ〕7巻・アニメ3期 〔県のグレーディング〕2C 〔私的な難易度と感想〕2C ※ 下記を参照のこと 自分が初めて格的に挑んだ難易度Cの山。ただし,岩が頑丈でしっかりしているし,切り立った痩せ尾根があるわけでもない。コースタイムは瑞牆山荘からで4時間50分。富士見平でテント泊するなら3時間20分になるから,旅程も短くてあっという間に山頂に着いてしまうから,体力もそれほど必要としない。と削っていくと残ったものから推測がつく通り,この山の難易度は純粋にアスレチック的・ロッククライミング的テクニックに偏っている。コースタイムのうち最後の1時間は岩場

  • nix in desertis:私は言うほどマジックカットが苦手でもないのだが

    ・スマートフォンでマンガを読む時代における「見開き」の表現について:『怪獣8号』の事例(マンガLOG収蔵庫) → 記事の説明しているところについては面白く読んで首肯した以外に特に何もないのだが,支持体(芸術作品の物質的な基盤)によって表現が変わっていくというのは極めて美術史学的な分析手法であるので,それが無意識的に使われている点にも面白みを感じてしまった。スマホで1ページずつ読まれるという現象は漫画史においてかなり革命的な現象であって,支持体がこれだけ大きく変わるのは20世紀後半以降の日漫画史上でも初めてに近い現象かもしれない。 ・ソーシャル・データサイエンス学部・研究科〈仮称〉の設置について(一橋大学) → もとより社会科学部専門の大学であるのだから,こうした学部ができることは特に驚かない。現時点でのこの新学部の注目ポイントは定員の少なさで,1学年60名というのは他学部の1/3〜1/4

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/11/26
    私はマジックカットとギザギザが両方ついてたら(納豆のタレとかだいたいこれ)必ずギザギザ側から開けてたんだけど,まさか手が濡れてるとダメとは思いもよらず
  • nix in desertis:ワクチン(モデルナ製)接種2回目の記録

    Twitterで3時間おきくらいに報告していたものを,補足してまとめておく。 準備:解熱剤(1回2錠でイブプロフェン150mgのもの)・ポカリスエット1.5L・うどん6玉・オールブラン+牛乳・冷えピタ1箱(6枚)。いずれも役に立ったので事前準備はほぼ完全に正解。しいて言えばポカリは早々に尽きたのでもう1あってもよかったかも。また後述する事情でオールブランはほぼべず。また,ワクチン摂取したのは木曜日の午後で,金曜日はあらかじめ有休にしておいた。3連休とあわせて4連休だが,むしろ体調回復に費やされる気はしていた。 接種後3時間経過:熱は平熱の36.3度。まだちょっと腕が痛いだけ。今のところは1回目より症状が軽いくらい。腕の痛みに関しては最後まで1回目よりもかなりマシだった。1回目は接種後の丸2日間ほとんど腕が上がらない状態だったので。それはそれとして,左利きの人には同意してもらえると思うの

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/08/07
    3日間も熱出るのは大変だわ
  • nix in desertis:モンドリアン:垂直線と水平線で絵画を作ると地図になる

    SOMPO美術館のモンドリアン展に行ってきた。SOMPO美術館が損保ジャパンビル42階から独立した建物に移転してから初めて行った。眺望が良かったのでちょっともったいなかったかなと思う。モンドリアンは20世紀前半に活躍した抽象画の画家で,現代アートの走りである。垂直線と水平線だけで構成された画面で有名で,美術の教科書で一度は見たことがあるだろう。このブログの古くからの読者であれば私が現代アートが嫌いなのはご存じだと思うが,なぜモンドリアンを見に行ったのか疑問に思うかもしれない。実はそれは現代アートの開闢期には微妙に当てはまらない話で,むしろ「若い頃に自然主義や印象派が流行していた人々が,自分の円熟期にはなぜこのスタイルになったのか」という観点でなら興味がある。その意味で(デュシャンは当然として)キュビスムの画家たちやカンディンスキー辺りには関心がある。これらの画家の若い頃の作品を展示してくれ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/05/27
    “モンドリアンの代表作である《ブロードウェイ・ブギウギ》は今回の展覧会には無かったが,モンドリアン自身がマンハッタンの碁盤の目状の形状やジャズの影響を受けていると言っている通り,自覚はあったのだと思う
  • nix in desertis:書評:『世界哲学史』別巻(ちくま新書)

    7・8巻の感想はこちら。前半は編者のうち3人による振り返り座談会とそれを受けての短い論考。不在だったのが近現代の西洋哲学が専門の伊藤邦武氏だったのが手痛い座談会だった様子がうかがえる。また,それぞれの巻全体を振り返るというよりも,その巻の自分が気になった箇所やテーマに言及するという形で話が進んでいき,それに関連するように各巻のコンセプトを扱っていたので,シリーズの欠陥である巻のコンセプトと各章の内容の乖離はここでも如実に顕在化している。 3〜5巻の振り返りでは「デカルトを超えてカントまでを中世の射程に入れたことで,ルネサンス史観を乗り越えた」と自負しているが,どうも問題意識が古いというか,すでに近世という概念が置かれて16〜18世紀は近代から切り離されて久しく,ルネサンス史観は乗り越えるべき対象では無くなっているのが2020年頃の日の人文学であると思う。ただ,書の編者によらず50〜6

  • nix in desertis:ニコ動の動画紹介 たべるんご特集(中編2)

    4月中旬から5月中旬。選挙の投票期間となり,たべるんごの歌作品が格的な選挙活動と化していく時期。 おさしみ氏。ニコ動でなにかブームになったら作られるやつ。 ビリーバンバン菅原進氏。上半期20選ノミネート。著名人乱入シリーズでは一番予想できたやつ。情感あふれる「んごー」の響きがすごい。 tosuga 氏。ブームの悪魔合体である。 らすくP3つめ。山形は新大陸だった……? らすくP4つめ。朝ごはんに山形りんごをべないと(使命感) らすくP5つめ。語呂が微妙に悪いけど,ティンパニを叩いてるあかりが楽しそうなので何でも良いです。 Crazy7氏。タイトルで落ちがわかるやつ。 わんさかP。最終盤に「りんごろうえかきうた」のメロディーが入るのが熱い。 屋良斗P。上半期20選ノミネート。見事な替え歌。屋良斗PもわんさかPと同じく,このブームの前からの熱心なあかりP。 テープ糊氏。がくっぽいど使用のち

  • nix in desertis:2020年秋アニメ感想

    普段1クールに3・4しかアニメを見ないのに,2020年秋クールだけ7も見たので,感想を書き残しておく。大体はTwitterでつぶやいたので加筆修正。全面的にネタバレ。言うまでもなく個人の感想であって他人の感想を否定するものではない。上から面白かった順で,上4つは良作。5つ目は現状で普通。6・7つ目はちょっと褒めるのが難しい。 ・『ご注文はうさぎですか? BLOOM』 TVシリーズとしては3期目で,原作の5・6巻と7巻冒頭のアニメ化。1・2期は割と普通の日常もので綺麗な背景とちょっと良い話と笑える話というくらいであったが,3期は良い話寄りだった上に,アニメ化による演出が完璧だったので,日常ものというよりも泣けるシリーズに仕上がっていた。原作の該当期間が10月〜翌年1月初旬であるので,作中の登場人物たちの多くが進路に悩む時期であったのは大きく,それに伴って(高校1年生組も含めて)自己を見つ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/01/09
    魔女,人間観が薄っぺらく感じて4話くらいで脱落したけど後半がよかったのか
  • nix in desertis:『鬼滅の刃』の話とか

    ・『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨はジャンプ史に残るボスキャラだ DIO、カーズ、シックスに連なる“悪の系譜”を読む(Real Sound) → この記事の指摘の通り,鬼舞辻無惨の「信念の無いラスボス」っぷりは近年のジャンプの人気バトル漫画としては異例で,同情をかき消す容赦のない小物描写がある。それでいてイケメンでラスボスにふさわしい個としての強さというアンバランスさがあると,それが魅力になる。要素を盛りに盛ることで,かっこいい悪役とは信念や悪の美学を持たねばならないというテーゼを破壊した,斬新で魅力的なラスボスであった。このネット記事が出た後もまだ少しだけ鬼舞辻無惨は出番があったのだが,そこでのセリフが自分をおいて蘇生する炭治郎に対して「待ってくれ頼む」だったのがあまりにも完璧で,有終の美を飾っていた。 → それにしても『鬼滅の刃』がこれだけの人気作になるとは予想してなかった。あまりにも独特な作風

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/09/17
    "・主人公がいわゆる「山育ち」 ・主人公の妹が鬼 ・主人公が視覚系のバトル異能者 ・ラスボスが割と間抜けで傲慢  という共通点や類似点""『鬼滅の刃』はけっこう王道的かつ気づかれにくい型月フォロワーなのでは"
  • nix in desertis:16世紀の「価格革命」を高校世界史教科書でどう説明するか

    高校世界史深堀りシリーズ。16世紀の西欧では,その世紀を通じて長期的・持続的な物価騰貴が生じ,最終的に約3〜4倍まで上昇した。これを価格革命と呼ぶ。100年間で3〜4倍では革命と呼ぶには随分と緩やかな物価騰貴であるように思われるが,この物価騰貴はその速度で歴史に残ったわけではなく,様々な影響をもたらしたがゆえに命名されたものである。その影響を高校世界史の内容に沿って列挙してみよう。 ① 当時の封建領主は永代的な固定地代を農民から徴収していたため,物価騰貴に追随できず,相対的に経済的に困窮することになった。 ② 当時の西欧の主要産業の一つに銀鉱山の経営があったが,価格革命は銀価格の下落をもたらしたため,多くの鉱山に一時的な経営破綻をもたらした。これにより没落した名家としてアウクスブルクのフッガー家が有名である。 ③ 持続的なインフレが投機ブームを生んだ。かつ,同時期の商業革命の影響により主な

  • nix in desertis:高校世界史における中世・近世の「琉球王国」問題

    久々の高校世界史深堀りシリーズ。先日Twitterでこんなアンケートを取った。回答してくれた方々はありがとうございます。 ちょっと気になるので,アンケートをとってみたい。知っている人は知識で,知らない人は調べずにイメージでお答えください。 琉球王国の最盛期はいつ?(最盛期の定義が曖昧ということであれば,万国津梁の鐘の作られた時期をお答えください) — DG-Law/稲田義智 (@nix_in_desertis) June 3, 2020 正解は万国津梁の鐘の制作年が1458年なので,一番上の「1429年〜16世紀前半」が正しい。実際に琉球王国の最盛期はこの時期であるというのが一般的な認識であろう。後述の理由から正解者は少ないだろうと思っていたのでそこはあまり驚きがなかったのだが,こんなに綺麗に解答が割れたのは予想外だった。琉球王国の盛衰については,Call of Histroryさんの次の

  • nix in desertis:川の話と10年代アニメの話

    ・実は千葉県は州と陸続きではないって知ってた…?「県境が川のラインなんだ…」「言われてみれば千葉入るのに絶対橋渡るもんな」※一部例外あり(Togetter) → こういうのを探すのは面白い。川は陸地扱いだから島にはならない,なんて野暮なことを言うのはだめだ。 → 実際に利根川・江戸川・旧江戸川からはみ出ていたり,凹んでいたりする例外の箇所を探してみると,利根川の流路が変わってしまった影響なのだろうと見て取れる。完全な自然国境も難しいものだ。 → なお,この理屈を通すのなら,ライン川・運河・ドナウ川でヨーロッパの大半が切り取れるので,ヨーロッパ大陸が成立するw。やはりライン川とドナウ川の向こう側はヨーロッパではない……?これに付随して,キール運河があるユーラン半島もユーラン島になる。より巨大な事例で言えば,バルト海から運河を伝ってヴォルガ川へ,ヴォルガ川を下ってヴォルゴグラードでヴォルガ=

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/05/30
    "『まどマギ』と『Fate/Zero』に始まって『鬼滅の刃』『Fate/stay night Heaven's Feel』『天気の子』で終わる2010年代,エロゲの残滓がアニメで成果を挙げた時代として見るとまとまりの良さがある" 京アニもKEY系と縁深いしね
  • nix in desertis:『物語 オーストリアの歴史』のまずい点について簡潔に

    山之内克子先生は『ハプスブルクの文化革命』が大変な名著で,『物語 オーストリアの歴史』も面白く読んだ。ドイツの美術史をやっていた人間としては,アンゲリカ・カウフマンに触れてくれたのは,書がオーストリア各州の地方史の集成であることを考えると当然であるとはいえ,大変に嬉しかった。 ・SNSの時代にを書くということ・・・新書「ヒトラーの時代」に思う(yoshiko Yamanouchi|note) → その上で言うと,この説明はちょっと受け入れがたい。そのTwitter上で指摘されていたように,「一次史料との兼ね合い等の事情から,書では「オスマン・トルコ」で統一する」と冒頭に注意書きを入れておけば解決した話であり,そうしなかった以上は著者・編集者側の落ち度であろう。どちらかというと,そうした注意は編集者が払うべきであるので編集者の過失の方が大きい。なので,このnoteで「校閲のレベルが高か

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/02/02
    中公新書も歴史ものでは校閲に首を傾げるケースがちらほら見られるみたいね
  • nix in desertis:『宇崎ちゃん』バッシング騒動についての雑感

    件についての議論の要点は,『宇崎ちゃんは遊びたい!』という作品を初見時にどう読解するか,という点にあると思っている。ある人が「ある程度この種の作品を見慣れている人たち(主にオタクと呼ばれるような)なら,仮に『宇崎ちゃん』という作品を全く知らなくても,この3巻の表紙を見たら,まあ大体『高木さん』とか『長瀞さん』とかの,あの系統の作品なんだなという想像がつく」と書いていて,それに完全に同意する。そう,文脈がわかる人には,乳袋表現はあくまでヒロインをかわいく見せる一つのテクニックでしかなく,そこが作品全体の主要ではないことに容易に察しがつくのである。(※) しかし,そうした文脈を読む力が一切ない人がこの絵を見たとして,これだけの解釈ができるかどうか考えてみると,まあ無理かろうなと思う。どう見ても絵の中央にやけに強調した胸が鎮座し,注射針が怖い男性を見下して煽っているかのようなセリフまで付いてい

  • nix in desertis:日本の首相官邸も猫を飼いましょう

    ・はてブおかしいだろ、これ(増田) → はてブのカテゴリ分けがAIによる自動判定になったために全く的はずれな分類がされるようになった挙げ句,手動での変更が効かなくなった話。しかも,不服申し立ては可能だが,申し立てても全く治らない。うちのブログでも散々で,「天気の子」の感想記事が「政治と経済」になっていたり,漫画の感想しか書いてない記事が「学び」になっていたり。一番許せないのが「受験世界史悪問・難問・奇問集」は例年手動で「学び」にそろえていたのに,今年はそのせいで「世の中」に分類され,何回訴えても直らないこと。はてなさん,これは当に昔のバージョンに戻してくれませんかね。せめて手動切替可に。何が嫌なんだろう。頻繁にカテゴリを変えてアクセスを集めようとするやつが出てくるとか? こんな状態なので,ただでさえ少ないと思われるカテゴリから記事探す人がさらに減るのでは。いっそカテゴリ分類を廃止してはど

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/11/08
    ラリー氏は役職名の chief mouser というのがなんか面白くて話題に出るたびいつも思い出す
  • nix in desertis:富士山登山記2019

    去年のリベンジである。 <昨年の反省と準備> 昨年に異常に苦戦した原因は,準備の出遅れにより登山が9月上旬になったこと,つまり天候が荒れやすい時期になったこと。また,土日の富士吉田ルートを選んだために異様な渋滞にはまったことである。そこで今年はまず登山日程を7/20-8/7の間に限定して日程を選定した。加えて登山日程を平日二日間か,日・月曜日のいずれかのみとし,参加メンバーの予定で日程を絞った結果,7/28-29の日・月に確定することができた。登山ルートも,登山に不慣れなメンバーがいたので富士吉田ルートにすべきだったかもしれないと思いつつ,須走ルートとしつつ,富士吉田ルートで登ってもそれほど手間なく泊まれる山小屋として下江戸屋で予約を取った。7/26になって突然台風が出現したのには驚いたが,結果的にかえって台風一過となって快晴に恵まれたのは僥倖であった。装備は昨年とほぼ同じ。 メンバーは昨

  • nix in desertis:やっと白菊ほたるさんに声がついて私は満足です

    ・ブリヂストン美術館、「アーティゾン美術館」に館名変更 → 母体がわかりづらいので,ブリヂストン美術館のままで良かった気も。 → それはそれとして,「展示面積は旧美術館の約2倍に拡張され」とのことで,かなり広くなる。これを所蔵品で埋めるのだから,常設展示の広い美術館としては東京でも随一になるかも。 ・ドイツ人から日人へ「次はイタリア抜きでやろうぜ」……ってジョーク、ホントに言われてる?(Togetter) →  都市伝説じゃないかって疑われて,案外そうでもなく証言や古い出典が登場するのは珍しいパターンかも。イタリアからもドイツからも「次は二カ国で」と言われるというのは面白い。独伊間で「次は日抜きで」とは,いろんな意味でならないのだろう。日だとそういういろいろなものが薄れていて,結果的に「世界を敵に回して戦った愚か者」というマイノリティ的親近感だけが残っているから,こういうジョークを飛

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/01/18
    ほたる(P|推し)でらしたのか。おめでとうございます