2009年のクリスマス、Sinsyという歌声合成技術がデビューした。サンプリングした音の素片を結合させるVOCALOIDやUTAUとは違う、HMM(隠れマルコフモデル)という統計的な手法を用いて人間の歌声をモデリングし、本物の人間のようにリアルな歌い方が可能となっている。 Sinsyは名古屋工業大学が提供している無料のWebサービスで、電子フォーマットの楽譜をインプットすると歌声のオーディオデータを吐き出してくれる。この技術をベースにCeVIO Creative Studioという製品も今年発売された。 そして2013年のクリスマス、筆者はそのSinsyの歌声の「中の人」になった。ブラウザから誰でも使えるバーチャルシンガーになったのだ。Sinsyではこのシンガーを「ボイス」と呼ぶ。「Sinsyボイス m003e_beta 松尾P」の誕生である。 ボーカル一覧に筆者の声が!!! 言語は英語で
![俺、歌声になってみたから、歌わせてみない? 楽譜を入力すれば歌ってくれる「Sinsy」の中の人体験](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c3efa427245eabb31b5dc1cb0f91df29275eaed1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1312%2F26%2Fmmi_sinsy_01.jpg)