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ブックマーク / soundquest.jp (3)

  • ラップのピッチとキーの関係 - SoundQuest

    この記事は、「調性引力論 ❸ カーネルについて」までの内容を踏まえたうえで、これを歌モノのメロディではなくラップを素材にして論じるものです。ラップと関わりのない方は全く読まずに先へ進んでもなんら問題ありません。 1. ラップとピッチ感 ラップというのはそのフロウのバリエーションが非常に広く、ピアノの鍵盤で表現できるような“音階感”が全く想起されないような、言わば「喋り」に近いトーンでのラップもあれば、ほぼ歌モノと同じようなメロディラインを有しているものもありますね。それから来は音階関係なしにラップしているのをオートチューンで音階状に均す場合もある。 基準となるピッチが見えるラップ 中には、“音階を見据えて歌っている感”をさほどリスナーには感じさせないけども、実際にはあるピッチを中心にフロウが動いているということがあります。いくつか実例で確認しますね。 BUDDHA BRAND – 人間発

    ラップのピッチとキーの関係 - SoundQuest
  • ポリセミー論 ❶和音の多義性について - SoundQuest

    フォーグラーがローマ数字によるディグリー記法の礎を作った人物であることも、リーマンの歴史話の中で既に軽く触れました。ローマ数字記法が一般的と言えるレベルまで普及したのは、彼の死後ずっと後のことで、彼の志を継いだゴットフリート・ヴェーバーやジーモン・ゼヒターらによって少しずつ広まっていったのでした。 これはフォーグラーの死後50年経った頃の理論書。I7を利用して下属調へドンドン転調していく説明だと思うのですが、2個めの和音では「♭5 6」と単に度数の堆積が表されているだけで、ディグリーがないせいで起きていることが分かりにくいですね。 フォーグラーはこの状況を「どげんかせんといかん」と立ち上がった黎明期の重要人物ということで、現代の私たちもその恩恵を大いに授かっています。 Mehrdeutigkeitを英訳する この記事ではこの「Mehrdeutigkeit」について格的に扱うわけですが、ち

    ポリセミー論 ❶和音の多義性について - SoundQuest
  • メタ音楽理論 ❶フェイズとイズム - SoundQuest

    さて、VIII章はいよいよ古典派クラシック理論とモダンジャズ理論のどちらにもあてはまらない特殊理論や、流派を超えた和音の解釈といった、研究的要素の強いマニアックな領域へと進んでいきます。ここでは、それにさしあたって極めて重要となる理論を先に紹介したいと思います。 1. メタ音楽理論 「メタ○○」という言葉があります。「次元が上の─」とか「超─」といった意味を持つ接頭語です。 アニメ「くまのプーさん」に登場するネズミのゴーファーは、「俺は原作には登場しないんだけどな!」といった自虐ネタを言うことでおなじみです。アニメの中のキャラクターが“原作”という“外の視点”を理解している構図が面白いわけですが、このときゴーファーは「アニメの世界」という次元を超越して、私たちと同じ現実世界の立場からコメントをしています。この「次元が上」の発言を、「メタ発言」といいます。 「メタ」という言葉にはこんな風に、

    メタ音楽理論 ❶フェイズとイズム - SoundQuest
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/06/11
    メタレベルの区別がされてないと,根本から理解したいとき困るのよね
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