声優の井上喜久子さんがCVを務めるキャラクタ、桜乃そら(読み方:ハルノソラ)。これまで喋るソフトとしてはVOICEROID2、歌うソフトとしてはVOCALOID5で製品が販売されていました。その桜乃そら誕生5周年というタイミングに合わせ、この度新たなバージョンが誕生することが7月25日に発表されるとともに、その翌日、7月26日に、井上喜久子さんご本人も登場する「AHS公式生放送」という形での発表会が開催されました。 その新バージョン、入力文字読み上げソフトとしてはVOICEPEAKを、歌声合成ソフトとしてはSynthesizer Vを使う形で製品化され、「VOICEPEAK 桜乃そら」、「Synthesizer V AI 桜乃そら」という2製品が8月24日にパッケージ版、ダウンロード版で発売されます。いずれのソフトもWindows、Mac、Linuxの環境で動作するため、使えるユーザーが大
すでに使っている方も多いと思いますが、2023年6月21日にSynthesizer Vの最新バージョン1.9.0が正式にリリースされています。これまでのSynthesizer V Studio Proのユーザーであれば、誰でも無料でバージョンアップできるようになっているのがスゴイところですが、この1.9.0ではついにラップに対応するという、音声合成・歌声合成の世界の中で初の試みが実現されています。これまでラップを音声合成ソフトや歌声合成ソフトで、無理やり実現させようと打ち込みを頑張ってみた経験のある方も少なくないと思います。でも、なかなか思うようにいかなかったのが現実ではないでしょうか? そのラップを今回のSynthesizer V 1.9.0ではついに現実のものにしたのです。現時点においては英語のラップと中国語のラップへの対応で、日本語にはまだ対応できていないようですが、現在準備中なので
作曲を始めたものの曲ができなくて、13年間、 ただの一曲も完成させられなかった過去を持つ ダサメロンパンです。 今日は、そんな僕がどうやってそんな状態を脱出し、 曲を完成させることができたのか、 その軌跡について自分の半生を紐解きながらお話したいと思います。 正直、自分の失敗談を語るのは恥ずかしいですが、 同じように悩んでいる人に勇気を与えられたら、 と思って思い切って公開します。 「才能なんてなくても、曲は作れるんだな」 と思っていただけたら嬉しいです。 お気軽に読んでみてください! 1.音楽との出会い僕が音楽と出会ったのは中学生の頃です。 それまで、ピアノやギターなどの楽器が身近になかったため、 音楽には興味がありませんでした。 そんな僕が音楽を好きになったのは、 5才上の兄の影響です。 当時はバンドブームの真っ只中。 兄は、ブルーハーツや、X JAPAN、長渕剛 などの曲をよく聞いて
についても、発表があり、「これは何なんだろう?」と気になっていました。この時は具体的な内容まではわからず、その翌日にHigh Dynamics Voice Modelに関する紹介ビデオも公表されたのですが、ここでもいま一つ、ピンときませんでした。が、それが実装されたβ版を使わせてもらうとともに、Kanruさんに話を聞いて、ようやくこれが歌声合成における革命であることが分かりました。 以下が、そのAIリテイクの様子を捉えたビデオです。 だいたいの雰囲気が、理解いただけたでしょうか? そう、このAIリテイク機能は、High Dynamics Voice Modelという技術をSynthesizer Vの機能として実装させたものであり、歌声を新たに作り直すというものなのです。 「歌声合成は、ここ数年で大きく進化してきましたが、やはり人間の歌声の魅力にはかなわない面があります。その大きな理由の一つ
Macが生まれた年からの贈り物は、逆回転で「タイム・アフター・タイム」と囁く:立ちどまるよふりむくよ(1/3 ページ) 古いメディアを再生しようとするとさまざまな困難にぶち当たるのは当然だ。例えばパーソナル向けコンピュータストレージはカセットテープから8インチ、5インチ、3.5インチのフロッピーディスク、ハードディスク、SSDへと移ってきたが、今はフロッピーのデータすら読むのは難しい。 この連載の前回は、Apple最後のデジカメで撮った写真をフラッシュストレージから取り出す話だったが、けっこう壮大なストーリーになってしまった。 Apple最後のデジカメを再起動したらMac Studioの祖先まで巻き込んだタイムトラベル的結末に デジカメのメモリカード今昔物語 スマートメディアからSD、xD、CFexpressまで PC用のストレージ規格ですらこのように変遷しているのだから、まあ仕方ない。
複雑なDAW(音楽制作ソフト)との付き合い方を、「UX(ユーザーエクスペリンス)」および「UI(ユーザーインターフェイス)」の観点から紐解く連載 【UI/UXから学ぶDAW論】 。音楽理論学習サイト「Soundquest」の管理人にして、サウンド・GUIデザイナーの吉松悠太さんによる執筆です。 【UI/UXから学ぶDAW論】前回の記事はこちら: はじめに パソコンのウェブブラウザには「タブ」機能があって、ひとつのウィンドウの中で複数のページを切り替えることができますよね。 当然の機能に思えますが、実はこちら割と歴史の浅い存在です。Windowsの標準ブラウザにタブ機能が採用されたのは、2006年の「Internet Explorer 7」から。それ以前は、ページをそれぞれ別のウィンドウで開くことが普通でした。今では考えられない使い方ですね。 2006年というと、LogicやPro Tool
連載企画【エッジーなエレクトロニック・サウンドを求めて】。この連載では、エレクトロニック・ミュージックシーンの先端で刺激的なサウンドを探求するアーティストにインタビューし、そのサウンド作りの心得やテクニックを明らかにしていく。 第5回目のインタビューはPuhyuneco。2017年より作曲活動を開始し、同年8月31日(初音ミク誕生から10周年)にアップロードされた「アイドル」が注目される。また、音楽ナタリーが掲載した「マイベストトラック2020 vol.2 トラックメイカー編」にて、アーティストのworld’s end girlfriendが「akane」を選出したことも話題となった。 美麗なメロディを解体するボーカルチョップや不協和音の交じるコーラスワーク、ブレイクビーツやビットクラッシュなどの壊れた音像を駆使した異形のソング・ライティングに、これまで多くのリスナーが圧倒されてきた。今回
ZOOMが1月19日、192kHz/32bit Float(フロート)録音に対応した2ch入力の小型フィールドレコーダー、F3を発表し、1月末から発売を開始します。以前から販売されていたF6よりもコンパクトなレコーダーで、XLRのマイク入力を2系統持つレコーダーなのですが、実はこれ、トンでもない秘密機能を搭載しているのです。それは3月に予定されているファームウェアのアップデートおよびドライバのリリースにより、WindowsおよびmacOSでオーディオインターフェイスとして使えるようになるというものなのですが、まさにオーディオインターフェイス革命ともいえる機能・性能を搭載しているのです。 何が革命なのかというと、オーディオインターフェイスとして96kHz/32bit Floatでの録音に対応するということ。ピンと来ない方も少なくないと思いますが、32bit Floatに対応することにより、入
DAWごとの差異は「ハコ」 の仕事ぶりに注目! 【UI/UXから学ぶDAW論】第5回:「イベント式」と「クリップ式」 【連載】UI/UXから学ぶDAW論 DTM コラム 複雑なDAW (音楽制作ソフト)との付き合い方を、「UX(ユーザーエクスペリンス)」および「UI(ユーザーインターフェイス)」の観点から紐解く連載 【UI/UXから学ぶDAW論】 。音楽理論学習サイト「Soundquest」の管理人にして、サウンド・GUIデザイナーの吉松悠太さんによる執筆です。 【UI/UXから学ぶDAW論】前回の記事はこちら: はじめに iPhoneの生みの親、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏は、次のような言葉を残しています。 Design is not just what it looks like and feels like. Design is how it works. 「デザイ
驚異的に進化したSynthesizer V AI まずは、バックグラウンドや機能、性能といったものを紹介する前に、私がSynthesizer V Pro Studioの1.5.0を使って打ち込んだ、弦巻マキの歌声をちょっと聴いてみてください。 いかがですか?従来の歌声合成の概念を覆すレベルに来ていると思いませんか?これは、2年前のコミケでDTMステーションCreativeからリリースしたoyasumiという曲の冒頭部分。そのときは声優の小岩井ことりさんにボーカルをお願いし、囁くように優しく歌ってもらったので、弦巻マキにも、それっぽく歌わせて仕上げてみたのです。本来、弦巻マキは「アニメキャラっぽい雰囲気の元気な女の子」というイメージの歌声ですが、そことはだいぶ違ったニュアンスの歌声になっているのも感じられたと思います。 「自動処理」メニューにある「自動ピッチ調整(カスタマイズ)」を選択する
複雑なDAW (音楽制作ソフト)との付き合い方を、「UX(ユーザーエクスペリンス)」および「UI(ユーザーインターフェイス)」の観点から紐解く連載 【UI/UXから学ぶDAW論】 。音楽理論学習サイト「Soundquest」の管理人にして、サウンド・GUIデザイナーの吉松悠太さんによる執筆です。 【UI/UXから学ぶDAW論】前回の記事はこちら: はじめに UI/UXデザインの世界では、【直感的は、慣用的】ということわざがあります。私たちが「これは直感的だ、分かりやすい」と思うUIというのは、けっきょく単にそれに「慣れている」ということにすぎないのだという指摘です。 例えばiPhoneはよく直感的だと評されますが、「トリプルタップ」とか「2本指でピンチ」といった操作は、本当に何も知らない人が“直感”だけで見つけ出せるかというと怪しいものがあります。だから直感というのは本能ではなく、あくまで
複雑なDAW (音楽制作ソフト)との付き合い方を、「UX(ユーザーエクスペリンス)」および「UI(ユーザーインターフェイス)」の観点から紐解く連載 【UI/UXから学ぶDAW論】 。音楽理論学習サイト「Soundquest」の管理人にして、サウンド・GUIデザイナーの吉松悠太さんによる執筆です。 【UI/UXから学ぶDAW論】前回の記事はこちら: はじめに 前回は、多機能化するDAWを前に挫折しないためには、自分に必要な機能だけを選びとることが大切という話で終わりました。しかしこれを聞いて、こう思う方もいるのではないでしょうか? 「そもそもどれが大事な機能なのかが分からない」と。 それはごもっともです。人々はどうやってDAWの基本機能を学ぶのでしょうか? チュートリアルと“テキストの壁” DAW自身の中にも「ツアー」とか「チュートリアル」などと呼ばれる教材があって、実際のプロジェクト上で勉
DAWを使った音楽制作(トラックメイキング)を始めようと思うものの、種類もたくさんあるし、どのDAWを選ぶにしても画面の持つ情報量が多く、尻込みしてしまう……そんな経験はありませんか? すでにトラックメイキングに慣れ親しんだ人でも、自分が使っているDAWにどんな機能があるのか、隅から隅まで把握している人は少ないと思います。 そんなDAWとの付き合い方を、「UX(ユーザーエクスペリンス)」および「UI(ユーザーインターフェイス)」の観点から紐解く連載 【UI/UXから学ぶDAW論】 がスタート。音楽理論学習サイト「Soundquest」の管理人にして、サウンド・GUIデザイナーの吉松悠太さんによる執筆です。「Soundquest」でもおなじみのピクセルアートと一緒にお楽しみください。 はじめに Cubase、Logic、Ableton Liveといった本格DAWソフトは、使いこなすのが大変な
Cubase AI8を使い始めて数日。パンチインのやり方を調べてもイマイチ分かりやすいのが出てこなかったので自分でレポート。 パンチインとはすでに録音したイベントの一部だけ録音しなおしたい、というときに便利な機能です。 例えばこちら。ギターを録ってほぼ上手くいったけど一部だけミスったという場合、全てを録り直さなくてもミスったところだけ録り直して差し替える、ということができます。 録音範囲を選択5小節目の部分をミスってそこを録り直したいとします。まず録音し直したい範囲を選択します。 パンチイン・アウトの設定トランスポートのパンチイン・アウトのボタンをクリックして点灯させます。前の演奏を聴きながら録りたいのでルーラーを余裕をもって2小節前にもってきました。再生ボタンで録音開始です。 録音開始再生ボタンで録音開始。選択した5小節の部分だけ新たに録音されました。 終わりにこれで完了です。繋ぎ目が不
発売以降、絶大な人気を誇っているIK Multimediaのベース音源MODO BASSに続く、MODOシリーズ第2弾となるドラム音源MODO DRUMをご存知ですか?これは、世界で初めて物理モデリングを採用したドラム音源であり、サンプリング音源よりも細かくドラムキットをカスタマイズすること可能な音源。ドラムの各パーツの素材やサイズ、プレイスタイル、部屋鳴りまで、物理音源だからこその自由さが魅力となっています。ドラムに詳しい人にとっては、自分だけのドラムセットを作れる面白い音源ですし、詳しくない人でもドラム自体の仕組みを理解しながら、どこがサウンドに影響してくるのか学べるいい音源だと思います。 もちろん、そんな複雑にカスタマイズしなくても使える、豊富なプリセットやさまざなジャンルに対応する10種類のプリセット、1400種類以上のMIDIパターンの収録もしています。UIも整っており、非常に操
あの井上喜久子(@atmanbow_staff)さんが、今年からDTMをはじめ、自身が作曲した楽曲の打ち込みなどを行っていることが先日生配信されたYouTubeでの「井上喜久子お誕生日配信♪~時空はゆがむよどこまでも~」の番組内で明らかにされました。その番組によれば今年1月からレッスンに通ってDTMを習っているとのこと。また「私、小岩井ことりちゃんみたいじゃない?いや、なれないなれない、あんな風にできたら夢のようです」とも話していました。 番組内で披露された写真を見ると、Cubaseを利用し、UR22Cを使って作業していたことも判明。それを見た小岩井ことり(@koiwai_kotori)さんもTwitter上ですかさず反応するなど、思いがけない盛り上がりを見せていました。ぜひ、取材させてほしいと連絡してみたところ、即座にOKのお返事をいただけてしまったので、先日、井上喜久子さん、小岩井こと
最前線で数多くのアニメ作品の劇伴(げきばん)などを作り続けている作曲家の多田彰文(@akifumitada)さん。ご存知の通りDTMステーションPlus!やDTMステーションCreativeを長年一緒に運営しているわけですが、その多田さんが最近、MIDIの打ち込みに活用しているというアイテムがフランスのExpressive EのMIDIコントローラー、Touché SE(トゥーシェ・エスイー)。 Touché SEは、プニュプニュとした不思議な感触のUSB接続のMIDIコントローラーなのですが、それゆえにストリングスやブラスなど、アコースティック楽器の打ち込みにおいて大きな表現力をつけることができるようなのです。幅広い表現ができるから、これまで細かくマウスを使って描いていたオートメーションの入力を簡素化でき、作業の時間も大きく短縮できているとのこと。先日DTMステーションPlus!の番組で
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