与野党は19日、猪瀬直樹・東京都知事の辞職表明を受け、来年2月上旬とみられる都知事選に向けて候補者選びを本格化させた。 安倍首相は19日、首相官邸で自民党の石破幹事長と会談し、「勝てる候補で、行政がきちんとできる候補者を早急に探すように」と指示した。 自民党では、前参院議員の舛添要一・元厚生労働相らの名前が浮上している。舛添氏は政治学者として知名度があり、公明党との関係も良好だ。しかし、2010年に舛添氏が自民党を離れて「新党改革」を設立したため、自民党は舛添氏を除名した経緯がある。舛添氏は19日、東京都内で記者団に対し、出馬について「全く白紙だ」と述べた。 衆院東京10区選出の小池百合子元防衛相、冬季五輪のスピードスケート銅メダリストの橋本聖子参院議員(比例)らの名前もあがっている。ただ、橋本氏は来年2月のソチ冬季五輪で日本選手団団長を務めるため、周辺に「ソチに専念したい」と語り、出馬に