民主党の前原誠司前外相が、3月に発覚した外国人献金問題で、献金を受けていた在日韓国人女性に代表選出馬の意向を伝えていたと韓国紙、中央日報(電子版)が26日に報じた。 報道によると、前原氏は25日、この女性に電話し、「党代表選出馬を決心した。人々の関心が集中し、お母さんにまた迷惑をかけることになりそうで申し訳ない」と了解を求めた。これに対し女性は「大丈夫。首相になったら在日同胞問題もよろしく頼みたい」と応じたという。 女性は京都市内で焼き肉店を経営し、客だった前原氏は女性を「お母さん」と呼び、30年来懇意にしている。 前原氏は、平成17年からの5年間で計25万円の献金を女性から受けていた責任を取って、外相を辞任した。代表選出場に当たり、過去5年分の政治資金収支報告書を調べ、外国人献金問題について、記者会見を開き説明する方針だ。