「もう限界だ。日本から撤退しよう」 「しかし社長、うちは日本の自動車メーカーですよ」 「しょうがないだろ。選択と集中だよ」 いや、フィクションですよ。 そんなことが起きても不思議ではないという話をしよう。 4台に3台は海外向け 10月末、日本の各自動車メーカーは決算とともに、地域ごとの販売台数を発表した。前年同期比で言うと、北米はプラス、欧州はプラス、アジアもプラス、日本だけがマイナスだ(下の図1)。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 米ゼネラルモーターズ(GM)が提訴した奇瑞汽車の「QQ」、ホンダの「CR-V」と外観がそっくりの双環汽車「S-RV」。 トヨタ自動車が提訴するとウワサされている長城汽車の「bB」のコピー車「酷熊」(クールベアー)。ごく最近ではBMWの「X5」を“真似た”とされる双環汽車の「CEO」…。 急速なモータリゼーションの道を歩む中国、世界第2位の自動車市場に成長し自動車のメージャーリーグに仲間入りしたが、中国のクルマといって思い浮かぶのは、残念ながら独自性のない商品ばかり。コピー車の例を挙げればきりがない。 「模倣して何が悪い」と開き直る しかし、なぜ新興の中国自動車メーカ、特に外資メーカーと提携関係にない「民族系」メーカーが既存の日本車や欧州車の模
トヨタの今一番のテーマは伸び悩む国内需要。特に“若者のクルマ離れ”は、トヨタの最大の悩み。 そんなおり、トヨタはカローラの若者向けラインを発表。それがカローラ・ルミオン。コンセプトは“ちょいワルカローラ!”(笑)。 同じカローラでもヒップホップ系。若いうちにトヨタ車に乗ってもらうことで、将来もずっと顧客になっていただこう……という目論見だろう。 若者っぽい=ヒップホップという感覚と、その文脈で“ちょいワル”という言葉が出てくるソフィスティケートされたセンスが若者のクルマ離れをますます助長させそうなナイスコンセプト! いやいや、いまどきの若者が好きなのはヒップホップよりもレゲエですよレゲエ。トランクに水耕栽培キットを装備して、パチンコ屋の駐車場に長時間放置しても熱がこもらない赤ちゃんBOXを完備すれば大ヒット間違いなし。あと、モバゲータウンと共同開発とかすればいいんじゃないか。
富士スピードウェイで30年ぶりに開催されたF1グランプリの運営がきわめて杜撰だったことがネット上で多々報告されている。Youtubeではいつまでも来ないバスを待つ観客の長蛇の列の映像を見ることもできる。 この日本グランプリは会場をホンダの本拠地である鈴鹿からトヨタの所有する富士スピードウェイに今年から移して開催されたものだ。 ま、トヨタにとって初めてのF1開催というハンディはある。来年はこの大失敗を糧に今年以上に金をかけて運営をカイゼンしてくるかもしれない。 なにしろF1グランプリといえば世界中が注目する大イベントであり、そこでの不評はそのまま世界へ向けて発信される。さしものトヨタもこれだけの不評を買えば、来年は相当に本腰を入れてくるだろう。 が、逆にいえば今年の運営というのはトヨタという企業の体質をさらけ出したともいえる。 とはいえ、もちろんメディアが今年のトヨタの不手際を糾弾することは
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員) 米国時間2007年9月7日更新 「Toyota: Rattled but Resilient」 昨年の北米社長の辞任は「運が悪かった」ということにしても、わずか1年余りでその後継者まで失ったのは、トヨタ自動車(TM)の脇の甘さが露呈したということなのだろうか──。 北米トヨタ社長ジム・プレス氏のクライスラーへの電撃移籍は、“トヨタの面目丸つぶれ”だったことは間違いない(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年9月10日「クライスラー、社長はトヨタから」)。 トヨタに37年間在籍したプレス氏は昨年5月、前社長・大高英昭氏の不祥事による引責辞任を受けて社長に昇
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く