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ブックマーク / gendai.media (125)

  • コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(山根 一眞)

    インフルエンザウイルスが横綱なら、新型コロナウイルスはせいぜい関脇だ──。 猖獗をきわめているかに見えるウイルスだが、過剰に恐れる必要はないのか。呼吸器ウイルス感染症の大御所・根路銘(ねろめ)国昭氏にノンフィクション作家・山根一眞がインタビューする緊急企画、後編を配信する。〈前編はこちら〉 ワイドショーの看板である某司会者が、「コロナウイルスに感染して肺に入り、インフルエンザが発症した時に……」と口にした。ニュース番組を仕切る者ですら、インフルエンザとコロナ肺炎の違いがわからないのだから、情報が混乱しているのは当然だろう(いずれも呼吸器感染症だが、発症原因のウイルスがまったく違う)。 そこで、インフルエンザやコロナウイルスによるSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)との闘いを経験してきたウイルス呼吸器感染症の大御所、根路銘国昭さんに、何が正しい情報かを聞いたインタビ

    コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(山根 一眞)
  • 医学部入試で出た「他人のおにぎり問題」あなたはどう答えますか?(小林 公夫) @gendai_biz

    「他人が握ったおにぎり」をべられる? センター試験の後継テストとして、2021年から実施される「大学入学共通テスト」の影響もあるのだろうか。医学部一般入試、推薦入試の2次試験で問われる小論文試験や面接試験の内容が、大きく変容しつつある。 ひと言で言うと、従来のように定型的で1つのテーマに絞られた「1行問題」ではなく、実質的で具体的な出題が増えているのだ。いわば、日常で遭遇するさまざまな題材を引用し、考えさせる問題が増えていると言える。これは現在進んでいる大学入試改革の方向性とも合致している。 新たに実施される「大学入学共通テスト」は、その概要で「社会生活や日常生活の中から課題を発見し、解決方法を構想する」場面や「資料やデータなどをもとに考察する場面」などを重視するとしている。 今回は実際に医学部入試で出題された問題をもとに、試験がどう変化するかについて考えてみたい。 上に述べた傾向は、こ

    医学部入試で出た「他人のおにぎり問題」あなたはどう答えますか?(小林 公夫) @gendai_biz
  • 江本孟紀から中西太へ「ベンチがアホ」発言いまからでも謝りたい(週刊現代) @gendai_biz

    忘れもしない'81年8月26日のヤクルト戦。この日私は、先発投手を任されていました。 7回まで4対1とリード。ところが8回、1点を返され、その後もランナー2人を背負うピンチになった。私はどう切り抜けるべきか作戦を確認しようと、ベンチを見た。するとベンチにいた中西監督が、コソコソとダッグアウトの奥に入っていく姿が見えた。 唖然としましたよ。動揺を隠せず、同点タイムリーを許し降板した。怒りのあまり、ロッカールームに向かうとき、「ベンチがアホや」という言葉が出たんです。 それを記者が聞きつけたんでしょうね。翌日のスポーツ紙の一面に、でかでかと私の発言が載ってしまった。 実はそれまでにも中西さんとは因縁があったんです。 発端は中西さんがバッティングコーチだった'79年。キャンプでの練習中、突然中西さんが狭いスペースで打撃練習を始めさせ、打球が別の練習をしている選手に当たるという事件があった。私は選

    江本孟紀から中西太へ「ベンチがアホ」発言いまからでも謝りたい(週刊現代) @gendai_biz
  • 奈良に「土葬の村」発見! なぜ、今も、村人は土葬を選ぶのか?(高橋 繁行)

    の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。入れ替わるように火葬が増え、現在、日の火葬普及率は99・9%以上に達する。 土葬は、日の風土から完全に消滅してしまったのだろうか。筆者は「土葬・野辺送り」の聞き書き調査を20年以上独自に続け、平成、令和になっても、ある地域に土葬が集中して残っていることを突き止めた。それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。剣豪、柳生十兵衛ゆかりの柳生の里を含む、複数の集落にまたがるエリアだ。 日人の精神生活を豊かにしてきた千年の弔い文化を、まだ奇跡的に残る土葬の村の「古老の証言」を手がかりに、明らかにしたい。

    奈良に「土葬の村」発見! なぜ、今も、村人は土葬を選ぶのか?(高橋 繁行)
  • 芸能人が「クスリとセックス」に溺れるまでの全真相(田崎 健太) @gendai_biz

    跡を絶たない薬物乱用による芸能人の逮捕劇。芸能界はそれほどまでに汚染されているのか。なぜ、どのようにして彼らはクスリにハマっていくのか。そこには知られざる「システム」が存在する。 渋谷と西麻布のバーで 清原和博、ASKA、押尾学、酒井法子、小向美奈子――。 ここ数年、薬物で逮捕された芸能人である(清原は元プロ野球選手だが、引退後メディアに露出していたという意味では広義の芸能人に含んでいいだろう)。 なぜ彼ら、彼女ら、芸能界の人間はクスリに溺れるのか。 まず指摘できるのは、彼らは一般人よりもはるかに、日常生活の中でクスリと接する可能性が高いということだ。 「渋谷の一角にかつてバーがあった。目立たないが、芸能事務所関係者、マスコミの人、海外の芸能関係者まで集う知る人ぞ知る店。そこが『買える』ということで有名だったんです」 こう語るのは、芸能関係者のXである。Xは「今からでも2時間もらえれば、す

    芸能人が「クスリとセックス」に溺れるまでの全真相(田崎 健太) @gendai_biz
  • 追悼 予備校講師「金ピカ先生」が我々だけに語った「最期の言葉」(週刊現代) @gendai_biz

    まずは、先日亡くなった「金ピカ先生」こと佐藤忠志さん(享年68)のご冥福を心からお祈りしたい。 我々は8月末日、「かつて一斉を風靡した人びとに、近況を尋ねに行く」という趣旨の取材で佐藤さんのもとを訪れていた。佐藤さんは快く応じてくれたが、かつてから変わり果てた生き様には、「人生とはいったいなんだろうか」と、深く考えさせられるものがあった。追悼の思いを込めて、その日のことを振り返る。 取材・文 齋藤剛(『週刊現代』記者) 時代の寵児を探し求めて 「最近、金ピカ先生見ないね」「何年か前に選挙出ていたけど、いまなにをしているんだろう」きっかけは、そんな会話だった。 いまやタレント予備校講師といえば、「いつやるの? いまでしょ」のフレーズでブレイクした林修先生(54歳)の印象が強い。だが一定以上の世代からすると、真っ先に思いつくのは、やはり「金ピカ先生」だろう。 派手なスーツに18金の腕時計や、ネ

    追悼 予備校講師「金ピカ先生」が我々だけに語った「最期の言葉」(週刊現代) @gendai_biz
  • 不登校、高校中退「生きにくい私の人生」を変えた、10年間の山暮らし(吉玉 サキ) @gendai_biz

    不登校、高校中退…そして現在 私は現在、ライターとしてwebメディアや雑誌に文章を書くことで生計を立てている。年齢は35歳だが、ライターになったのは34歳のとき。つまり昨年だ。 23歳から33歳までは北アルプスの山小屋で働いていた。山道を数時間歩いて(登って)ようやく到着する、登山者向けの宿泊施設だ。 当然ながら通える距離に集落はなく、物資はヘリ輸送、スタッフは住み込み。なぜそんなワイルドな職場で働くことになったかと言えば、完全に成り行きだ。心の調子を崩して会社を辞めてしまい、山小屋経験者の幼なじみに勧められて働いてみたら、あれよあれよと10年続いてしまったのだ。 しかし昨年、「書くことを仕事にしたい」という夢を捨てきれずライターに転身。今年の6月には山小屋での体験を書いた『山小屋ガールの癒されない日々』を上梓した。 私はに「山小屋に行ったことで人生が変わった」と書いた。それは、仲間や

    不登校、高校中退「生きにくい私の人生」を変えた、10年間の山暮らし(吉玉 サキ) @gendai_biz
  • トヨタ社長のスピーチは、なぜアメリカ人に「大絶賛」されたのか(リップシャッツ 信元夏代)

    トヨタ自動車の代表取締役社長・豊田章男氏が母校であるアメリカのバブソン大学にて行ったスピーチが話題を呼んでいる。5月18日の卒業式にゲストスピーカーとして登壇したものだ。 何がアメリカ人の心をつかんだのか? 内容の紹介と共に、NYで自身の「ブレイクスルーメソッド」を利用したプロスピーカーとして活躍し、7月には『20字に削ぎ落せ ワンビッグメッセージで相手を動かす』という著書を出すリップシャッツ信元夏代さんに解説・分析してもらった。 アメリカ人の若者も家族も拍手喝采 退屈なスピーチやプレゼンを聞かされた経験となると、ほとんどの方が「ある」と答えるのではないでしょうか。 よく日人はスピーチが下手だといわれますが、残念ながら私が見聞きしてきた経験では、そういうケースが多々あります。 しかしそれは決して日人が口ベタだから、といった理由ではないのです。 最近、私が見て感心したスピーチは、トヨタ

    トヨタ社長のスピーチは、なぜアメリカ人に「大絶賛」されたのか(リップシャッツ 信元夏代)
  • 栄養表示だらけ「サプリメント」みたいなコンビニ食の正体(太田 充胤) @gendai_biz

    コンビニは難しい 当直のたびに、夕飯になにをべればよいのか真剣に悩んでいる。 筆者は生活習慣病領域、なかでも糖尿病を専門とする医師だ。専門分野の診療では、恐れ多くも人様の生活に踏みこんで話をすることが多い。なにかといえば「バランスよくべましょう」などとおせっかいをしている。 この「バランスよく」というのはたいがい誰にでも当てはまる事療法の基で、それができるだけで糖尿病や脂質異常症が改善するケースはかなり多い。さて、日頃からそんな業を重ねているものだから、自分がコンビニで夕飯を買う番になると困る。 勤務先の病院に入っている店舗で、夜も開いているのはコンビニだけ。出前をとってもいいが、届いたときにこちらが暇とは限らない。面倒なので、コンビニで夕も翌日の朝も済ませる。しかし実際のところ、コンビニでバランスのよい事をとるのは大変だ。 主に、野菜に、たんぱく質に、飲み物に…と付

    栄養表示だらけ「サプリメント」みたいなコンビニ食の正体(太田 充胤) @gendai_biz
  • 私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz

    国立大の教員が私立に移るケースが増えている 私事で恐縮なのだが、私河野はこの新年度に、昨年度まで勤めた一橋大学大学院経営管理研究科(旧商学研究科)を退職し、専修大学法学部に着任した。 大学教員がキャリアの間に何度か大学を移ることは珍しいことではない。だが、私の今回の移籍のニュースを聞いた知人の中には「なんで?」という反応をする人もいた。 そう反応した人の言いたいことはなんとなく分かる。つまり、言いにくいことをはっきり言えば、一橋大学といえば研究者が望みうる最高の所属先のひとつであり、なぜわざわざ中堅どころの私学に移籍するのか、と考えたのだろう。これから私が勤める専修大学に対してとても失礼な話だが。 しかし、そのように考えるのも無理はないかもしれない。というのも、私の今回のような移籍は、確かに一昔前であればあまりないことだった。 かつて、国立大学から私立大学に移るケースと言えば、国立を退職

    私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz
  • 今こんな政治家がいたら…「総理の椅子を蹴飛ばした男」をご存知か(週刊現代) @gendai_biz

    折しも「田中金権政治」の全盛期、一人の頑固な政治家がいた。曲がったことが大嫌いで、友情に厚く、カネには潔癖。戦争を経験した男の凄みがあった。 伊東正義(いとう・まさよし) 1913年、福島県会津若松市生まれ。生家は会津藩士の家系で、祖父は戊辰戦争にも参加した。第二次大平内閣での官房長官を皮切りに、外務大臣、政調会長、総務会長など要職を務めた。衆院議員当選は計9回 平出孝朗(ひらいで・たかお) 56年、福島県生まれ。立教大学卒業後、伊東正義氏の秘書に。'91年に会津若松市議に初当選後、福島県議を経て、'15年まで福島県議会議長 荒井聰(あらい・さとし) 46年、北海道生まれ。東京大学卒業後、旧農林省に入省。'93年に日新党から衆院選に出馬し、初当選。現在は立憲民主党の両院議員総会長 国正武重(くにまさ・たけしげ) 33年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒業後、朝日新聞社入社。政治部次長などを歴任

    今こんな政治家がいたら…「総理の椅子を蹴飛ばした男」をご存知か(週刊現代) @gendai_biz
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2019/06/08
    伊東正義
  • 「なぜ太陽周期は11年?」400年続く「謎」に千葉大学から王手!(サイエンスリポート)

    カオス的なエネルギーの塊、太陽は、約11年周期で黒点の数が増減している。だが、その理由はいまだ明らかにされていない。この太陽物理学最古にして最大の謎に、新たな計算手法で「王手」をかけた研究者がいる。「400年の謎」の正体とは──! (聞き手:池谷瑠絵 特記外の写真:河野俊之 「サイエンスリポート」より転載) 1610年、ガリレオが自ら作った望遠鏡で黒点の観察を始めて以来、少なくとも400余年にわたって人類は太陽を観察してきたが、これらのデータからわかるのは、「太陽の変動には明らかにパターンがある」ということだ。 ガリレオ自身も、自らが記した克明な黒点の記録から太陽の自転運動を推論したが、およそ27日で一回転する自転のほかに、太陽活動が活発と不活発を繰り返す、約11年の周期が知られている。 太陽緯度を縦軸に、時間を横軸にとって黒点の出現をグラフに表すと、約11年ごとに、ちょうど蝶のような形を

    「なぜ太陽周期は11年?」400年続く「謎」に千葉大学から王手!(サイエンスリポート)
  • 敢えて言おう。いまこの国には「死者のための民主主義」が必要だと(畑中 章宏) @gendai_biz

    「草の根」の意味を問い直そう 今回の衆議院選挙で、新党の結成とその動向が注目を集めていることは間違いない。 新党とはもちろん小池百合子東京都知事を中心とした希望の党であり、希望の党の連携を決めた民進党から分かれた、枝野幸男代表率いる立憲民主党である。 民進党は前原誠司代表の就任にともない、この2党に引き裂かれたわけだが、希望の党は保守、立憲民主党リベラルと目される。 小池知事が9月27日に発表した希望の党の綱領では、「寛容な改革保守政党を目指す」とし、「改革する精神のベースにあるのは、実はこれまでの伝統や文化や日の心を守っていく保守の精神」だとした。 希望の党は綱領でも、「立憲主義と民主主義に立脚」することを掲げる。立憲民主党の方も党名どおり、立憲主義と民主主義の擁護を強く主張している。 枝野代表は、遊説やインタビューで、強いリーダーが結論を押しつける「上からの民主主義」ではなく、国民

    敢えて言おう。いまこの国には「死者のための民主主義」が必要だと(畑中 章宏) @gendai_biz
  • プーチン大統領の巧妙で恐ろしい「愛国主義政策」ここまで進んでいた(西山 美久) @gendai_biz

    近年、ロシアに強権的な印象を持っている人は多いだろう。実際、同国ではプーチン大統領による「愛国主義政策」が進んでいる。教科書に介入し、「愛国主義テレビ局」を作らせ、国防省に少年少女を組織させる…その恐ろしいまでの徹底ぶりと政策の背景について、『ロシアの愛国主義 プーチンが進める国民統合』の著書があるロシア研究者の西山美久氏が解説する。 現在、日露間で北方領土の帰属をめぐる平和条約締結交渉が行われている。2019年1月22日には、安倍首相とプーチン大統領が25回目となる首脳会談をモスクワで行い、交渉を加速化させることで一致した。 表面上は穏やかな話し合いに見えるかもしれないが、ロシア側は強硬姿勢を崩していない。ラヴロフ外相は「(北方四島は)第二次世界大戦の結果としてロシア領になった」のであり「この結果を受入れよ」と日側に強く迫っている。同外相はこの種の発言を繰り返し、大戦の結果を受け入れる

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  • 東大から「内定取り消し」を受けた大学教授がどうしても伝えたいこと(宮川 剛) @gendai_biz

    内定通知(!?)とその取り消し それは、2017年1月のことでした。 私は、東京大学教養学部統合自然科学科・学科長、大学院総合文化研究科・広域科学専攻生命環境科学系・教授及び同研究科人事委員会・委員長を務められている先生より、お電話で、私の教授としての採用が決定したことと、着任が6月初旬となる見込みであることを告げ、「来て下さいますね?」というお言葉をいただきました。 私は、「はい、もちろん、喜んで。今後、お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします」と即答しました。 その後、その人事委員長の先生から、「今回の当学科の人事にご応募いただき、ありがとうございました。すでにご連絡いたしましたように、先生に来ていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします」と記載されたメールをいただきました。 上記の連絡を受け、私は人事委員長に東大・駒場キャンパスに招待いただき、着任後に使用する

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  • 中国・福建省の「マニ教村」を、マニ教研究者が訪ねてみた(青木 健)

    3世紀前半、メソポタミア中部に誕生したマニ教。ヨーロッパから中央アジアまで布教した世界宗教であったにもかかわらず、その後跡形もなく消え去ったという。しかし、21世紀になって、中国の福建省にマニ教徒の村があることが報じられた。『マニ教』『古代オリエントの宗教』の著者がその村で見たものとは? 孤立し、滅び去った宗教 日では、マニ教は久しいあいだ、一部の好事家のあいだでだけ知られる幻の宗教だった。自ら「ザラスシュトラ(=ゾロアスター)とブッダとイエスを止揚する最終預言者」という途方もない称号を名乗ったマーニー・ハイイェー(216年~277年)の教えは、現在通用しているキリスト教とはまったく別個に「真のキリスト教」を名乗ったが故に、キリスト教が反転したネガとして、つまりは「知られてはいけない何者か」として、近年まで故意に幻影化されていた。 この世を精神(光)と物質(闇)の闘争の場と観じ切り、人間

    中国・福建省の「マニ教村」を、マニ教研究者が訪ねてみた(青木 健)
  • 「マイナンバー汚職」逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!〜オレよりもっと”悪いヤツ”がいる(週刊現代) @gendai_biz

    取材/齋藤剛(誌記者) 「マイナンバーなんて役人と役所のためのもの。国民にとっていいことはひとつもない」 「やっぱり」と誰もが思った一方で、「たった100万円か」と疑問を持った、厚労省職員による収賄事件。派手なルックスで世間を賑わせた「犯人」が、事件の真相とマイナンバーの闇をすべて明かす。 今は引きこもりのような生活 事業を委託した企業からカネを受け取っていたのは、紛れもない事実。だから何を言っても、言い訳にしかならないのはわかっている。 ただ、報道された「事実」は、真実とあまりにもかけ離れている。なぜ、俺が「マイナンバー汚職」として逮捕されたのか。俺を逮捕しただけで、厚労省は膿を吐き出したと言えるのか。弁明ではなく、真実を語りたい。 マイナンバー制度に関する贈収賄事件の被告で、厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)が、誌の独占取材に口を開いた。 中安氏が逮捕され

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  • 自然災害大国で千年以上続く集落「千年村」をご存知ですか?(千年村プロジェクト事務局) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    災害はなくならない 21世紀はどうやら世界的な災害期のようだ。 日の場合は「世界で最も災害の割合が高い国」を証して余りある(参照「国土技術研究センター - 自然災害の多い国 日」)。 国内観測史上最大規模といわれ、原子力発電所のメルトダウンをもたらした2011年3月の東日大震災以来、伊豆大島の土石流(2013)、広島土砂災害(2014)、御嶽山噴火(2014)、熊地震(2016)、大阪北部地震(2018)、西日豪雨(2018)、猛暑記録更新(熊谷市・2018)、台風21号(大阪・2018)、北海道地震(2018)などが記憶に新しい。 建屋が吹き飛んだ発電所跡、奇跡的に城を支えていた石垣の一隅、橋桁に衝突するタンカーなどはまさに災害現場というべき衝撃的なもので、その映像はニュースを通じて全国に瞬時に配信され、そのつど人々を震撼させた。 人間がいかに近代技術で押さえ込もうとしても、災

    自然災害大国で千年以上続く集落「千年村」をご存知ですか?(千年村プロジェクト事務局) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 「先生かどうかわからない人」が教えてくれた他者への想像力の磨き方(打越 正行) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    忘れられない講義 忘れられない大学の講義がある。 2000年の年末に琉球大学で開講された「社会科学総論」という集中講義で、講師は宮内洋(当時は日学術振興会特別研究員PDで、現群馬県立女子大学教授)さんだった。 確か、大学の掲示板に貼られた事前の講義案内には「皆さんの貴重な年末の時間を無駄にはしません」といったことが書かれていた。クリスマス前後の時期であったため、学生を集めるための誇大広告だろうと思った。 また、「講義内容は受講生の関心によって大幅に変更する」とも書かれていた。講師も年末で忙しいから詳しいシラバス作成は間に合わなかったのだろうと思った。とにかく、あまり期待せずに講義登録をした。 受講生は20名もいなかったと記憶している。講義初日、チャイムが鳴っても教室には講師はあらわれない。 数分たつと教室の一番後ろに座って隣の学生と雑談をしていた30代らしき風貌の男性が立ち上がり、教卓の

    「先生かどうかわからない人」が教えてくれた他者への想像力の磨き方(打越 正行) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  • 世界の潮流がケベックから見えてくる〜ナショナリズムはこう変わった(伊達 聖伸) @gendai_biz

    カナダ・ケベックに見る世界の潮流 メープルシロップとセリーヌ・ディオン。カナダのケベック州と言っても、日人の多くには縁遠く、このくらいのイメージしか湧いてこないかもしれない。 だが、北米にあってフランス語を唯一の公用語とするこのユニークな社会では、現代世界の潮流を映し出すような興味深い事態が進行中である。 2018年10月。政治の舞台で大きな変化が起きた。 州議会選挙でフランソワ・ルゴー党首率いる「ケベック未来連合」(CAQ)が単独過半数を獲得する地滑り的な大勝利を収め、初めて政権の座についたのである。これは、ケベック現代政治史のこれまでの前提を突き崩す出来事である。 ケベック州首相に就任したフランソワ・ルゴーは、移民受入を20%削減し、ムスリム女性の教員が着用するスカーフを禁じる法律を制定しようとしている。現代世界には、自国優先の保護主義的な経済政策を唱え、他者の宗教に規制を加えようと

    世界の潮流がケベックから見えてくる〜ナショナリズムはこう変わった(伊達 聖伸) @gendai_biz