衆院予算委員会で自民党の小野寺五典氏の質問に答える菅直人首相(左)=30日午前、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影) 菅直人首相は30日午前の衆院予算委員会で、中国漁船衝突事件での中国人船長の釈放に関し、「自民党の谷垣禎一総裁も『早く解放した方がいい』ということを言われている」と語り、那覇地検による判断を正当化した。小野寺五典氏(自民)への答弁。谷垣氏は一時、「ただちに国外退去させた方がよかった」(25日の京都市内での講演)と語っていた。
“菅か小沢か”で民主党を二分した先の党首選。選挙戦の最中に新聞社や通信社が行った無作為抽出方式の世論調査と、ウェブの動画サイトなどが行った視聴者参加型の同時進行のアンケート調査では、どちらを支持するかで“真逆”の結果が相次いだ。ウェブ上のアンケート調査では参加回答者の嗜好が強く働きがちだが、世の中に広く知られた事象を題材にした世論調査でここまで極端な差が出たのは初めてだったような気がする。単にエンタテインメントの範ちゅうだというなら問題はないが、世論調査的な意味合いを持たせるのだとしたら、ウェブ上のアンケート調査の妥当性や信頼性については、あらためて十分な検証が必要だろう。 それはさておき、9月14日の国会議員投票の直前に菅直人首相が行った演説が気になっている。 「私は、みなさんの力と可能性を信じます。みなさんは多くの経験を積まれ、それぞれの背景と、得意分野をお持ちになっています。わが党の
22日の訪米を控えた菅首相は、周囲にいらだちをぶつけた。沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で、中国の対抗措置の報告が次々に上がってきていた。 首相は「民主党には(中国で副首相級の)戴秉国(たいへいこく)(国務委員)と話せるやつもいない。だからこういうことになるんだ」とこぼした、と関係者は語る。 首相とその周辺が中国人船長の扱いをめぐる「落としどころ」を本気で探り始めたのは、船長の拘置期限が延長された19日以降のことだ。この日を境に中国政府は、日本人4人を拘束し、レアアース(希土類)の対日輸出禁止の動きに出るなど、本格的な「報復カード」を相次いで切った。 実際に「船長釈放」に動いたのは、仙谷官房長官と前原外相だったとされる。 23日朝、ニューヨーク。日中関係の行方を懸念するクリントン米国務長官と向かい合った前原外相は、こう自信ありげに伝えた。 「まもなく解決しますから」 那覇地検が船長を釈
菅直人首相は21日夜に行われた英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、円相場に関し「経済政策、金融政策のトータルでもう少し低い水準にする政策が必要だ」と述べ、現在の為替水準を円安方向に誘導する考えを示した。 ■グラフでチェック■プラザ合意25年…円高どれだけ進んだ? 首相は「急激な変化の時には(為替)介入をせざるを得ない」とも述べ、急激な円高の動きがあれば再び介入に踏み切る考えを示した。 【関連記事】 円安誘導“舌禍”の菅氏出馬 円売り加速、市場は大歓迎 東証時価総額、19兆円消える 民主政権発足1年で 15年ぶり82円台突入、再選の菅首相に円高の洗礼 【菅政権考】小沢氏はいつ「決起」するか 花岡信昭 首相、新内閣人事「適材適所の良い内閣」 子供を傷つける親たちの心の奥底には何が…
党内を二分する激しい戦いが繰り広げられた民主党代表選。菅直人首相、小沢一郎・前幹事長のどちらが勝とうと、党瓦解は不可避との見方が広がる。景気や雇用対策を求める世論に背を向け、「政局の秋」が始まる。 「自民党政権時代になぞらえると、避けた方がいい戦いをしているんだけど、民主党の議員は理解しているの?」 菅直人首相、小沢一郎・前幹事長の代表選出馬会見をテレビで見ていた自民党元幹部がこんな疑問を口にした。 どういうことか。 「再登板」困難だった自民党 まず、自民党政権時代、党のトップである総裁(首相)を辞めた政治家は、たとえ派閥の領袖であってもその座に返り咲くことはなかった。 派閥や世代間の闘争による「疑似政権交代」で有権者の不満をそらし、権力を維持した自民党。「党の顔に新たな人物を選ぶのは、政策転換や組織活性化の点から必然のことだったし、世論もそれを求めた」と、この元幹部は語る。権力を保持しよ
きし・ひろゆき/1962年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。経済財政政策担当大臣、総務大臣などの政務秘書官を務めた。現在、エイベックス顧問のほか、総合格闘技団体RIZINの運営などにも携わる。 岸博幸のクリエイティブ国富論 メディアや文化などソフトパワーを総称する「クリエイティブ産業」なる新概念が注目を集めている。その正しい捉え方と実践法を経済政策の論客が説く。 バックナンバー一覧 民主党の代表選は菅vs小沢となりました。党内の権力闘争の最終決戦とも言える構図となり、メディアにはたまらない展開でしょうが、経済政策の観点からどちらが勝つのが望ましいかとなると、的を射た報道は多くないように思えます。そこで、今週はこの点について考えたいと思います。 マクロ経済運営の観点からの比較 経済政策について菅・小沢の両者を比較する場合、二つの観点から考えることが必要ではないでしょ
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民主党代表選に臨む菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)は2日、日本記者クラブ主催の討論会に出席。政策論争を戦わせる一方で、恒例の「揮毫(きごう)」を記した。菅氏は『初心を貫く 平成二十二年九月二日 菅直人』と丁寧に筆を運び、小沢氏は現在の心境を「真っ白」とおどけ「小沢一郎」とだけ書いた。そこでサンケイスポーツは「筆跡診断」の緊急企画。「日本筆跡診断士協会」の森岡恒舟(もりおか・こうしゅう)会長(77)に鑑定を依頼した。★総理続投でも失言などでつまずきも 言いたくないが、「初心を貫く 平成二十二年九月二日 菅直人」と書かれた揮毫の中の初心の「初」の字が誤字だ。「初」は本来なら「ころもへん」のはずなのに「しめすへん」になっている。政治家の筆跡診断で、誤字を書いた人のものを診るのは、それこそ「初」めてだ。 こういった間違いは、細かい仕上げをする能力が足りないことの表れで、代表選で勝ち、総
やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 鳩山由紀夫氏の行動4原則 民主党代表選を巡る情勢が日替わりで変化している。変化の主役は、鳩山由紀夫前首相だった。鳩山氏は、総理着任の頃から、首相をやった人物
菅氏は言い切った。 「あらかじめ人事の話をするのは、国民からみて容認できない」 菅氏は小沢一郎前幹事長との全面対決を避けるため、「脱小沢」路線の転換を迫る小沢氏陣営に屈するのでは――。そんな前原氏らの懸念は、払拭(ふっしょく)された。 約2時間後、党本部で行われた菅、小沢両氏の会談はわずか30分で終了。直後に両氏は出馬表明した。 それでも、ぎりぎりまで「小沢氏不出馬」の見方が消えなかったのは、菅氏、小沢氏、鳩山前首相の「トロイカ体制」に、輿石東参院議員会長を加えた「トロイカ+1(プラスワン)」の重視で、両陣営が一致していたからだ。 最初は、小沢氏のアイデアだった。「挙党態勢をきっちりやると言うのなら『トロイカ+1』だな」 小沢氏の意を受けた輿石氏が30日、菅氏に「受け入れる腹はあるか」と詰め寄ると、菅氏は「ある」と応じた。同日夜の菅、鳩山両氏の会談でも「トロイカ+1」で一致、対決回避との楽
民主党の小沢一郎前幹事長は31日夕、民主党本部で記者会見し、1日告示14日投開票の民主党代表選に出馬することを正式に発表した。 会見で小沢氏は「不肖の身ではあるが、代表選に出る決意をした」と述べた。小沢氏は「鳩山氏の(小沢氏との会談の)提案に対し、(首相は)自分もそう思うと積極的だったということだったが、一晩あけてから話し合いを持つことは密室批判を受けかねないことはやめたいという趣旨の話があった」と、首相側が会談を渋ったことを示唆したうえで、「今後ともいかなる場合でも力を合わせて頑張りましょうということで(会談を)終えた」と、選挙回避の調整が不調に終わったことを明らかにした。 会見に先立ち小沢氏は、選挙戦で党を二分する状況を避けたいとする鳩山由紀夫前首相らの意向を受ける形で、菅直人首相と会談を行ったが、最終的に双方が代表選に出馬する形での決着となった。 【関連記事】 ・ 岡田 前原
「人事・条件とか一切ない」首相、小沢氏会談で (8月31日 19:05) 代表選後どういう立場でも小沢氏と協力…菅首相 (8月31日 18:37) 小沢氏の代表選出馬表明の記者会見(全文) (8月31日 18:30) 「いよいよ政権の稼働するとき」菅首相出馬会見 (8月31日 18:17) 菅首相、代表選への出馬を正式表明 (8月31日 18:06) 会談物別れ…小沢氏が代表選出馬を改めて表明 (8月31日 17:55) 菅・小沢会談始まる (8月31日 17:24) 首相、小沢氏と会談後に出馬表明へ (8月31日 16:20) 菅・小沢会談、31日中に…前原国交相が見通し (8月31日 15:49) 「臨戦態勢」「権力集中懸念」…民主内駆け引き (8月31日 14:21) 民主党
民主代表選:小沢氏、立候補表明 菅首相との会談決裂 (17時59分) 都議政調費:6133万円返還 手続き厳格化で (15時00分) 減税:「今年度限り」正式表明 愛知・半田市長 (14時07分) 民主代表選:小沢氏不出馬で最終調整 菅首相と午後会談 (11時36分) 民主代表選:「首相グッズ」業者ヤキモキ (11時29分) 普天間:滑走路2案併記 報告書公表 (10時45分) 民主代表選:「脱小沢」の旗降ろす (2時53分) 民主党:使途不明「組対費」…09、10年にも13億円 (2時34分) 民主代表選:小沢氏不出馬強まる…首相「トロイカ維持」 (2時32分) 民主党:原口氏におとがめなし…TV出演のため会合欠席 (21時30分)
■編集元:ニュース速報板より「民主党終了のお知らせ 管「管・小沢・鳩山体制でやります」」 1 洋菓子製造技能士(三重県) :2010/08/30(月) 23:24:42.87 ID:1P6mZqLy0 ?PLT(12072) ポイント特典 ★菅・鳩山両氏、「トロイカ体制」維持で一致 2010年8月30日21時21分 民主党代表選をめぐり、菅直人首相と鳩山由紀夫前首相が30日夜、首相公邸で会談し、 再選を目指す菅首相と立候補を表明している小沢一郎前幹事長との全面対決を回避、挙党態勢をとることで一致した。 会談後、鳩山氏は記者団に「挙党態勢が確認されれば、私が明日、責任をもって菅氏と 小沢氏の会談を仲介する」と述べた。菅首相も「鳩山氏と私、小沢一郎前幹事長のトロイカ体制に 輿石東参院議員会長を加えてしっかりやっていこうというというお話を(鳩山氏から)頂き、 基本的に全く異存は
【民主党代表選】フレミング・鳩山氏がキングメーカー!? 首相の「弱気」につけ込み説得 その皮算用は (1/3ページ) 民主党代表選をめぐり、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の仲介役を買って出た鳩山由紀夫前首相が「キングメーカー」として存在感を発揮した。6月に退陣し、任期限りでの引退を表明したのは誰だったか。鳩山氏はそんな冷笑を気にもかけないが、その動きからは揺れ動く心情が垣間見える。(榊原智) 「フレミングだよ!」 鳩山氏は30日、小沢氏、輿石東参院議員会長と会談後、記者団に左手を突き出し、親指と人さし指、中指で「フレミングの法則」の形を作った。 「首相を辞める直前は親指を突き出したけど今度は3本指か…」。ある党中堅は首をひねったが、鳩山氏は小沢、菅両氏との「トロイカ体制」を、電流、磁力、力の相関関係になぞらえたようだ。 鳩山氏が、小沢、菅両氏の仲介に動いたのは、両氏の関係がこれ以上悪化すれ
9月1日に告示される民主党代表選(9月14日投開票)について、菅首相と鳩山前首相は30日夜、首相公邸で約1時間10分間、会談した。 党内で首相と小沢一郎前幹事長との対決回避を求める声が強いことを踏まえ、31日に首相と小沢氏との会談を実現させることで一致した。首相は小沢氏を含めた挙党態勢を築く考えを表明した。 首相と鳩山氏の会談では、鳩山氏は、「民主党が政権にたどりつくことができたのは、小沢氏が(民主党に)合流したのが大きい。(菅、小沢、鳩山3氏の)トロイカ体制の原点を大事にしてやっていこう」と述べたのに対し、首相は「まったく異存はない」と応じた。 会談後、首相は記者団に「鳩山氏からポストの要求が伝えられたことはない。ポストについては一切話していない。(菅、鳩山、小沢氏と輿石東参院議員会長による)『トロイカ体制プラス1』の原点を大切にするという話をした」と述べた。 鳩山氏も「(小沢氏が代表選
連合本部を訪れた民主党の小沢一郎前幹事長=27日午後、東京都千代田区、川村直子撮影 民主党代表選をめぐる駆け引きの中で、「脱小沢」路線の転換の証しとして重要ポストを求めた小沢一郎前幹事長側に、菅直人首相はギリギリの局面で「最高顧問会議」の新設を提示していた。鳩山由紀夫前首相とともに小沢氏に最高顧問として加わってもらうという構想だが、小沢氏側はこれを拒絶。全面対決へと突き進んでいった。 「最高顧問会議をつくります。そこに小沢さんと鳩山さんに入ってほしい」 小沢氏が出馬表明する前日の25日夕、鳩山氏を首相官邸に迎え入れた菅首相はこう提案していた。首相は「最高顧問会議」の具体的な権限は示さず「ある程度重要な役割を持たせる」とだけ説明した。鳩山氏は「『脱小沢シフト』を小沢さんは快く思っていない。真剣に協力を求めることが必要かもしれない」と述べ、官邸を後にした。 翌26日朝、鳩山氏は小沢氏と
会談を終え、鳩山由紀夫前首相の個人事務所を後にする小沢一郎民主党前幹事長(左)=三浦博之撮影。代表選に向け気勢をあげる菅直人首相(右)=石井諭撮影。いずれも東京都内で2010年8月26日 再選を目指す菅直人首相(63)と、小沢一郎前幹事長(68)の対決構図が固まった民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)は26日、両陣営の多数派工作が本格化した。政権交代から1年を迎えようとする中でぼっ発した「争乱劇」。小沢氏の出馬決断の背景には、「脱小沢」を曲げない菅首相との激しい権力闘争があった。 「名誉顧問にどうか」。25日夕、首相官邸で会談した鳩山由紀夫前首相に菅首相が新設ポストを用意して小沢氏を処遇する意向を漏らした。鳩山氏は不快感を隠さず、「名誉職的なものではダメだ」と即座に退けた。小沢氏をむしろ「実権」から遠ざける案で、鳩山氏は首相が小沢氏に譲歩する気がないことを確信した。 前日の24日夜。
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