満員電車で女性に痴漢行為(手を回して下半身を女性に押し付けた)として東京都と千葉県の迷惑防止条例違反の罪に問われた千葉県成田市の外資系の男性会社員(52)に対し、東京簡裁杉山忠雄裁判官は、女性の痴漢被害を認めながらも「犯人が会社員だという女性の証言は信用できない」とし、無罪(求刑罰金5万円)の判決を言い渡した(なお、痴漢の逮捕を巡って争われている裁判例は、東京簡裁だけでも00年4月現在20件ある)⇒勾留28日、裁判2年、費用500万円(弁護士費用を除く)==身の潔白を証明するには、時間と金をかけ、勇気を持って裁判で争うしかない!! 最高裁(第2小法廷);痴漢容疑で「3カ月拘束は不適切」(02年6月6日) 事件の概要 l 事件は、1998年1月27日早朝、JR東日本総武線快速電車で起きた。 l 無罪を獲得した男性会社員は、船橋駅から乗車し、車内で当時2