貴乃花親方が大相撲賭博問題の渦中の6月、新弟子の勧誘で愛媛県を訪れて児童生徒の保護者らと会食したり、相撲のけいこを見学したりした際、地元の暴力団会長が同席していたことが、県警関係者らへの取材でわかった。貴乃花親方は朝日新聞の取材に「会長との面識はない。保護者らに確認したが、席にそうした方はいなかったと聞いた」と話している。 県警関係者らによると、貴乃花親方は6月11日、愛媛県南部を訪問。和食レストランで約10人の保護者らと夕食をともにし、この場に山口組系暴力団の会長もいたという。その後、親方は会長ら数人と、会長の関係者が経営する近くのスナックに行った。親方はこの日は、付け人を同行せず、1人で来県し、宿泊したという。 貴乃花親方は翌日、地域の高校の相撲道場を訪れ、午前は小中学生、午後は高校生のけいこを見学。道場には、保護者ら約15人がおり、会長もいたとされる。 親方によると、角界入りを