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ブックマーク / www.riabou.net (10)

  • なぜ今、武器輸出が必要なのか - リアリズムと防衛を学ぶ

    年末までに武器輸出の規制緩和が決まりそうです。日はこれまで「武器輸出三原則等」によって武器の輸出を厳しく自主規制してきました。しかしここにきて緩和への動きが急速に強まっています。いったい何故でしょうか?? 緩和についての誤解 最大の理由は、ヨーロッパのミサイル防衛のため 自衛隊の次期戦闘機(F-X) 個別・具体的で冷静な議論が必要 お勧め文献 関連記事 武器輸出 ミサイル防衛 戦争における人道 軍事リテラシー 緩和についての誤解 武器輸出の問題は、かなり重要なトピックでありながら、事実に基づかない報道や解説が数多くおこなわれています。例えば10月15日のNewsWeekにこうあります。 菅内閣は「武器輸出3原則」の緩和を検討しているようです。菅総理にしても北澤防衛相にしても真意が今ひとつ読めません。……まあ「何となく全部を混ぜた」というのが真相だと思うのですが、その中心にあるのは「不況だ

    なぜ今、武器輸出が必要なのか - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2010/10/31
    ブログ主氏が他国の軍事的脅威を論じる際は、目前に危機が迫らずとも将来的・潜在的な危険に備えるべきと主張されることが多いと思われますが、自国の武器輸出緩和については、将来的な危険を問題視されないのですね
  • 阪神・淡路大震災と自衛隊 part1 - リアリズムと防衛を学ぶ

    阪神淡路大震災は多くの人々にとって忘れ得ぬ災害です。あまりにも衝撃的な、あまりに悲惨な出来事でした。拙ブログで先日掲載した記事「なぜ災害時に軍隊・自衛隊が活躍するのか?」で、頂いた反響の多くが阪神淡路大震災の際のエピソードに関心を寄せられたものでした。 今回から4回に分けて、阪神淡路大震災における災害派遣について書きます。今回は、震災発生直後の即応体制焦点をあてます。その朝を、政府は、自治体は、そして自衛隊はどのように迎えたのでしょうか? ○ 午前5時46分 「1995・01・17・05・46 阪神大震災再現 」には、被災したさまざまな人の声が記されています。その中の1つは、例えばこのようなものです。 「ゴー」という音と同時に天井が落ち、階上の冷蔵庫やなべが落ちてきた。しゃがんだままの状態で生き埋めになった。 「助けて」と三〇分近く大声で叫び続け た。近くに住む若者に助け出されたが、家の物

    阪神・淡路大震災と自衛隊 part1 - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2010/02/02
    この問題について論じられる時、当時は自民・社会・さきがけ連立政権であり、また危機管理体制は自民政権時代と変化がなかったことが、なぜか忘れられることが多いように思われます。
  • 軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    軍隊のない国家―27の国々と人びとposted with amazlet at 09.12.30前田 朗 日評論社 売り上げランキング: 226231 Amazon.co.jp で詳細を見る 年の初めの書初めは、いろはの”い”から参ります。「軍隊のない国家」についてです。 私たち日人は軍隊を放棄すると憲法に書きながら、軍隊ではない自衛隊をもって自らを守っています。それでも軍隊のない国家への憧れは根強いようです。昔は「非武装中立論」があり、今でも「無防備都市宣言」活動があります。 世界に目を向ければ、意外と多く、当に軍隊を持たない国家が実在します。それらの国は非武装、無防備で、しかも誰に侵略されるでもなく平和を保っています。これはどういうことでしょう。当は軍隊なんていらないのでしょうか。いったい何故、「軍隊のない国家」は平和でいられるのでしょうか? 軍隊のない国家」は意外と多い 今回

    軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2010/01/06
    「非武装でいるということは、自らの運命を手放し、流れに身を委ねるということなのです」という言葉が、エントリで挙げられた事例から導かれる一般的真理であるとお考えなら、ためにする議論と言わざるを得ません。
  • 「もう覚悟はしております」とパイロットは言った - リアリズムと防衛を学ぶ

    スクランブル、というものをご存知でしょうか。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進することです。日に対する領空侵犯を防ぐためです。領空侵犯とは許可無く日の空に押し入ってくることです。 未確認機接近の知らせが入ると、空自の基地からただちに戦闘機が飛び立ちます。パイロットがただちに戦闘機に飛び乗り、すぐさま離陸するのです。 飛び立った日の戦闘機は未確認機に近づき、領空侵犯を防ぎます。このまま進むと領空侵犯にあたるぞと注意し、誘導します。相手機がそれに従わなければさまざまに警告し、それでも駄目なら機関銃の威嚇射撃をおこないます。 このような領空侵犯対処のスクランブルは1年に300回近く行われています。 このため航空自衛隊は24時間、即応できるよう常に備えています。夜中だろうと、盆や正月だろうと、いまこの時も例外はありません。パイロットは待機し、戦闘機にはミサイルを装着して、いつでも出られるようにして

    「もう覚悟はしております」とパイロットは言った - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/12/19
    自衛隊に関する不思議な話。小学生時代に読んだ「こうくうきのずかん」でサイドワインダーミサイルという言葉を初めて知ったものでしたが、スクランブル時には装備していなかったとは、ほんとにホントの話?
  • 「自衛隊は戦前の軍隊とは違う」と与那国島への陸自配備 - リアリズムと防衛を学ぶ

    自衛隊は戦前の軍隊とは違う」と自衛隊の誘致をアピール 与那国島の町長選挙で、現職の外間氏が決起集会を行いました。そこで彼の政策の一つとして、自衛隊の誘致がアピールされました。与那国町の議会は、昨年9月に自衛隊誘致の要請決議を可決し、防衛大臣に対して誘致の要望を行っています。 離島では雇用をもとめて若者が流出しがちです。自衛隊を誘致すれば、自衛隊員が移住してきて、消費者になってくれます。与那国島の人口は約1700人です。もし50人や100人の若い自衛官たちが移住してくれば島にとってのインパクトは非常に大きいでしょう。駐屯地に商品やサービスを売る商売も生まれるはずです。離島にとって自衛隊誘致は有望な経済政策なのでしょう。 また、与那国のような国境付近の島は外国の脅威を間近にしています。与那国は台湾に近いので、中国台湾の間で紛争が起こった場合、それに巻き込まれる恐れもあります。90年代の台湾

    「自衛隊は戦前の軍隊とは違う」と与那国島への陸自配備 - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/08/02
    与那国島への陸自配備について論じる際に、2国が領有権を争って対立した経緯をもつフォークランドやミスチーフ環礁を引き合いに出すのは、いささか不適当では?与那国島をめぐる領有権争いは起きていないのですから
  • 戦争はなぜ起こるか2 マスコミと戦略が起こしたクリミア戦争  - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年)はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 何せテイラーの著作ですので、読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。 前回はこのの「フランス革命戦争」の項を取り上げました。(前回) 今回は「クリミア戦争」です。私のような日人にはあまり馴染みのない戦いですが、ナイチンゲールが活躍したことで有名です。 ”遠因”だけで起こった戦争 もっとも弱い国からの宣戦布告 政府は平和を望んでいたのに、市民と新聞が戦争に突き進んだ 戦争を招いた戦略と思想の対立構造 構造とマスコミが国民を戦

    戦争はなぜ起こるか2 マスコミと戦略が起こしたクリミア戦争  - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/07/13
    クリミア戦争はロシア・トルコともに正式な宣戦布告はなかったはずでは?また、開戦前にロシアがオスマン帝国領内に侵入していたことを省略して、初期のロシアの勝利を合法的なものとすることには疑問を感じます。
  • なぜハーバード大学は「戦争学」を教えているのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    みなさんは、学校で「戦争学」や「軍事学」を学んだことはありますか? ハーバード大学の学生たちは学んでいます。 ハーバードの学生は軍事学も学ぶそれも、極めて専門的でレベルが高い授業が行われています。例えば1960年代のハーバード大学講座案内書によれば、以下のような講座が開かれていたそうです。「」内が授業のタイトルです。(伊藤憲一著「国家と戦略」p212による) 「国防政策」 軍事戦略と外交政策に重点をおいて講義する。キッシンジャー教授による。 「陸軍の組織と国家安全保障」 全面戦争と限定戦争の諸問題を検討する。 「軍事史と基的戦術概念」米国における戦略および軍事戦略の発展を概観する。 「海軍史」 制海権の影響を中心に海軍戦略の基を講義する。 「戦争学の発展」 アレクサンダー大王から南北戦争までの主要な会戦で使われた兵器と戦術を検討する。 「戦略と戦術の基」 歴史的実例にもとづいて戦略の

    なぜハーバード大学は「戦争学」を教えているのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/06/17
    「国を挙げて戦争を研究しないことを決めている国もあります。日本です。」←さすがにこの物言いはトンデモでしょう。政治学や歴史学における先行研究をどの程度お調べになってこうおっしゃるのか、全く疑問です。
  • 平和の達成は戦争の理解から始まる - リアリズムと防衛を学ぶ

    なぜ戦後平和主義は衰退したのか 90年代以降の日では、いわゆる「反戦平和主義」が急速に凋落しました。その理由はそれら戦後平和主義の非現実性にあったといいます。 櫻田淳先生はその原因について以下のように書かれています。 一九九〇年代以降、湾岸戦争の勃発や北朝鮮核危機の浮上といった国際政治情勢の変動の中で…「平和主義者」層の主張の影響力が低落したのは、その「非現実性」が世に印象付けられるにようになったからにほかならない。戦後平和主義思想の零落を招いた責は、「平和主義者」層にこそ帰せられなければならないのである。 漢書に学ぶ「正しい戦争」 櫻田淳 朝日新書 p168 いわゆる戦後平和主義の思想が「非現実的」なものに終始したのは、彼らには現実的な議論をする必要がなかったことと関係しているでしょう。戦後平和主義をさかんに提唱・主導したのは旧社会党とその周辺人士たちです。彼らは実際に政権を持っていた

    平和の達成は戦争の理解から始まる - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/06/16
    平和の達成は戦争の理解から←まさにその通り。ならば、戦後平和主義について批判するのなら、その思想内容について、歴史的文脈の中で理解し分析した上で批判することが必要なはずですが。
  • 「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例 - リアリズムと防衛を学ぶ

    は長らく平和を謳歌してきた。(拉致被害者やその家族の皆さんにとっては欺瞞の平和に過ぎなかったけれど) そんな中で防衛力の整備には「戦争なんか起こるわけがないのに…」という懐疑論が常にともなった。 だが、歴史的に見て「戦争なんか起こるわけがない」という見通しが外れたことは多い。 「アルゼンチンが戦争なんかするわけない」 「勝ち目もないのに日戦争なんかするわけない」 「ただの脅しだ。フセインはカネが欲しいだけで、当に戦争をする気はない」 「戦争なんか起こるわけがない」という楽観は常に危険 「アルゼンチンが戦争なんかするわけない」 1983年4月、フォークランド紛争が起こった。アルゼンチンとイギリスとの紛争だ。きっかけは、イギリス領フォークランドに対し、アルゼンチンが突然侵攻を開始したことだ。 だが紛争勃発の直前まで、戦争なんか起こるわけがない、という論理的な意見があった。例えば83年

    「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例 - リアリズムと防衛を学ぶ
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/06/01
    一般化するのは危険な話ではないでしょうか。こういう「実例」がある一方で、「やっぱり起こらなかった」という場合や、「戦争になるぞ」と煽られながらも戦争にならずにすんだ、という場合もあったでしょうから。
  • ピースボートと自衛隊の平和な関係 〜カンボジアPKOの場合〜 - リアリズムと麦ごはん

    海上自衛隊のソマリア沖派遣に反対しているピースボートが、しかし海上自衛隊の護衛を受けたというのでニュースになっています。(防衛省)(ヤフー・ニュース)(産経社説) 海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。 (中略) 事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(旅行会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。 ページが見つかりません - MSN産経ニュース ピースボートが名をつらねている声明というのはこちら。 海賊対策に名を借りた憲法違反の派兵法「海賊処罰取締法」に反対する。 武力で平和はつくれない。軍艦の派兵ではなく、平和的な民生支援

    ピースボートと自衛隊の平和な関係 〜カンボジアPKOの場合〜 - リアリズムと麦ごはん
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2009/05/15
    ブログ主氏にとって、全共闘時代に機動隊の暴力にさらされた人々は、思考の埒外にあるようです。
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