印刷 関連トピックスソニー東芝日立製作所パナソニック パナソニックは2012年前半にも姫路工場(兵庫県姫路市)に有機エレクトロ・ルミネッセンス(有機EL=用語参照)パネルの製造設備を導入する方針を固めた。少量生産用の試験ラインになり、パネルを自社で製造する技術を蓄積し、将来の有機ELテレビなどの事業化を視野に入れる。プラズマテレビ用パネルの生産縮小を柱とするテレビ事業の構造改革を進める一方、次世代技術として有望な有機ELの研究は継続してきた。有機ELパネルの量産で先行する韓国サムスン電子を追う。 パナソニックの姫路工場は第8・5世代と呼ばれる2・2メートル×2・5メートルの大きさのガラス基板を採用し、10年4月に稼働した液晶パネルの新鋭工場。32型換算で月81万台の生産能力を持つ。有機ELは液晶用の設備を一部兼用できるため、研究開発を続けながら、設備導入の時期を検討してきた。すでに製造