無償で利用できるベンチマークソフト「姫野ベンチマーク」(略称:姫野ベンチ)を用いて、LinuxサーバのCPU性能・メモリ性能を測定する際の手順メモです。姫野ベンチの公式サイトからソースコードをダウンロードしてコンパイルします。コンパイラはgccを使用しています。 姫野ベンチとは「ポアッソン方程式解法をヤコビの反復法で解く場合に主要なループの処理速度を計る」ベンチマーク用プログラムで、CPUの性能だけではなくメモリの性能が処理速度に大きく影響する“メモリバウンドな”性能特性を持っています。 今日、DBMSやWebアプリケーション等、多くのソフトウェアの実行速度がメモリ性能の影響を受けています。そして、姫野ベンチによる測定結果は、このようなソフトウェアの実行速度と相関関係を持ちます。姫野ベンチの測定結果は、異なるハードウェア上でのソフトウェアの実行速度を予測する際にも役立てることができます。
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