液晶テレビ・プラズマテレビの年間消費電力量・年間電気代が実際の半分程度に表示され、販売されていることが本紙の調べで明らかになりました。「エコポイント」をつけて、「グリーン家電」「電気代 おトク!」と、政府、業界あげての買い替えキャンペーンは、消費者を欺くものです。(中東久直) 本紙調査 電気代を安くみせかけていたのは、実際にテレビを視聴しているのとまったく違う方法で消費電力量を測定するなどしているためです。液晶・プラズマテレビの場合、白、黒、カラーバーなどの静止した画面、付加機能類のスイッチを切るなどの条件で測定していました。この測定方法は、経済産業大臣が制定するJIS(日本工業規格)によるものです。 メーカーなどが表示している電気代と実際はどれだけ離れているのか。液晶・プラズマテレビ大手メーカー6社に、より実用に近い測定方法にした場合にどれだけ消費電力が増えるのか取材したところ、いずれも