人権擁護大会宣言・決議集 Subject:2002-10-11 自己情報コントロール権を情報主権として確立するための宣言 当連合会は、1990年(平成2年)に開催した第33回人権擁護大会(於・旭川市)において、「真の情報公開制度と個人情報保護制度は、民主主義の存立と基本的人権尊重のために欠くことのできない車の両輪であり、その実現は、国民自身が主権者としてそれらの情報を実質的に支配するための制度的保障である」と宣言した。 その後の当連合会の活動は、情報の公開を求める世論と結びついて、一方では1999年(平成11年)5月に、情報公開法の制定として結実したが、他方、個人情報保護制度はいまだ確立していない。 同年8月に成立した改正住民基本台帳法により構築された住民基本台帳ネットワークシステムにより、「行政効率」の名において、全国の市町村が個人情報の収集機関とされ、国家によって私たち国民の