図1 中古パソコンをそのまま流用すると「名前」の重複が起こる この禁じ手を破って一番起こりやすい“事故”が名前の重複だ。Windowsネットワークの場合,ネットワークに接続されたコンピュータを「コンピュータ名」で識別する。同じ設定で2台のパソコンをLANに接続しようと試みると,名前が重複するためあとから起動したマシンは接続できない。 どんなネットワークも,送信元と相手先がわかるようにアドレスがある。Windowsネットワークは「コンピュータ名」でお互いを識別するし,IPネットワークならIPアドレスがある。この基本がわかっていれば,一つのコンピュータ名やIPアドレスを複数のマシンに割り当ててしまうと,何かまずいことが起こりそうだという予想がつく。 だが,一般ユーザーの中にはアドレス重複に対する配慮がない人もいる。実際インテグレータは,「接続できないというトラブルがあったとき,まず最初にアドレ