IT化の進む現代の企業・組織において、内部の情報をしっかりと守ることは必須の課題となっている。どのような規模・業態でも狙われており、日増しに外部からの攻撃は激化し、手法も多様化している。そうした中で、現時点で最低限行っておくべき情報漏えいのチェックポイントとは何か。 情報漏えいは、さまざまな方法、さまざまな場所、さまざまな次元で起こり得る。もちろん、組織としてはその中でもどこが弱点なのかを知っておくことが重要である。しかし同様に重要なことは、安全で保護された環境が維持されるように全力を尽くすことである。 以下では、防御の「死角」を埋めるための4つのポイントをまとめてみた。 1 セキュリティ意識を高める しばしば議論されるように、セキュリティ対策をしっかりと行おうとするならば、何よりも「人」から始めなければならない。結局のところ人為ミスが最もよくあるデータ侵害の原因である。セキュリティソリュ