「国内で働く『フリーランス』の人たちは、1122万人に」。インターネット上で人材を仲介する民間企業が、3月31日に発表した最新の推計です。「フリーランス」とは、特定の企業と雇用契約を結ばない働き方のことです。カメラマンやエンジニアなど一部の専門性の高いものだけではなく、今や、営業や企画、それに家事代行といった業種にまですそ野が広がっています。なぜ、今、「フリーランス」が急速に広がっているのか、現場の取材を通して考えます。 3月31日、この1年間に活躍した「フリーランス」の人たちを表彰するイベントが東京都内で開かれました。カメラマン、映像ディレクター、記事のライターなど、さまざまな業種のおよそ300人が集まりました。この場で発表されたのが、「国内で『フリーランス』として働く人が1122万人になった」(「ランサーズ」調査)という推計。前の年の調査より5%増え、その数は、働く人全体の6人に1人に