イギリス政府は新型コロナウイルス対策で、「少しでも関連症状がある人は7日間、自宅待機してほしい」などとする新たな指針を打ち出しました。一方で、一斉休校や大規模イベントの中止については「効果が限定的」として、現時点では行わないとしています。 イギリスのジョンソン首相は12日、国家安全保障会議を開催。その後、会見で、イギリスの新型コロナウイルス対策が、これまでの「封じ込め」段階からピークを遅らせることを目的とする「遅延」の段階に入ると述べました。その上で、「37.8度を超える熱がある人、および新たに始まった咳が続いている人は症状がどんなに軽くても、7日間、自宅待機をして様子を見てほしい」との新たな指針を示しました。7日間の根拠としては、今回のコロナウイルスは発症してから数日間が最も感染力が高く、その後、感染力が弱まる傾向があるからだとしています。自宅待機になった人たちについては、症状が悪化しな