25日、イタリア中部アマトリーチェの体育館で、夜を過ごす準備をする人々(ロイター=共同) 【ローマ共同】イタリア中部で24日未明に発生した地震は25日、2日目の夜を迎え、被災地での捜索活動は時間との闘いとなってきた。余震による二次災害に注意しながら、4千人規模の救助隊員たちががれきの山に登り、作業を続けた。25日夜までに死者は250人に達した。 一方、フランチェスキーニ文化相は25日、地震により最大被災地アマトリーチェのサンタ・アゴスティーノ教会など293の歴史的な文化遺産が被害を受けたと明らかにした。文化相は「人命救助が最優先だが、文化遺産の再建のため、がれき撤去の段階から対策を講じなければならない」と強調した。