仮設住宅という言葉は直訳するとAlloggio temporaneoもしくはCase temporaleだが、報道においてはほぼ使われないと言っても過言ではない。 仮設住宅という言葉はないでは、どうやって表現するかといえば、震災ごとに名称が変わるのだ。 仮設住宅は、SAEやCASEなどと言われる。 SAEはSoluzione abitativa in emergenzaの略、CASEはComplessi Antisismici Sostenibili ed Ecocompatibiliの略だ。 意味は「緊急時の住宅ソリューション」と「持続可能な免震エコ住宅コンプレックス」である。(これらのことは「イタリアにおける震災復興プロセスに関する研究」という論文に詳しい) 前者は2009年のラクイラ地震、後者は2016年のイタリア中部地震において使われる。 仮設住宅の問題点は多い日本のメディアは「イ