フジテレビ抗議デモ 数千人規模の人が集まり無事成功に終わる 左翼と右翼の分水嶺 最近だと、年越し派遣村の頃に似たようなデモの萌芽がありました。「あれはサヨクでこっちはウヨクで真逆じゃん」と思われるかもしれません。でも、この二つのデモは同じものだと思います。根底にあるのは貧困や格差、社会への不満、怒り、不安。その時、自分たちの苦しみの原因が「強欲な大企業と資本家どもだ」と思えばサヨクに、「不埒な外国どもが神聖なる日本を侵している」と思えばウヨクになります。手のひらと手の甲のように、真逆を向いて見えても実態は一つの「手」。「自分たちは誰かのせいで苦しめられている」という被害者意識です。 悪役は強大でなければ務まりません。ラオウはラオウだからこそ最高の悪役でした。派遣村の時は、その直前に「経常益、史上最高を更新」だの「バブル期を越える好決算を発表」だのを連発していたため、一瞬、大企業に悪役が務ま