GNU アセンブラで 16 ビット・リアル・モード用のバイナリを作る方法がわかったので、腕試しと趣味を兼ねて、FAT12 のルート・ディレクトリから boot.sys なる名称のファイルを探し、メモリにロードし、実行するイニシャル・プログラム・ローダ(IPL)を作ってみました。この IPL は 12 ビット形式のファイル・アロケーション・テーブル (FAT) を辿ってファイルをロードするのが特徴です。つまり、boot.sys を連続したセクタに格納していなくても、ロード実行できるというわけです。ただし、FAT とルート・ディレクトリを富豪的に扱っているため、ロード可能な boot.sys の大きさに制限があり、400k バイトぐらいが上限になっています。とはいえど、これだけあれば、boot.sys の中で 32ビット・モードや 64 ビット・モードにプロセッサを切り替えて、C言語で記述した