デジタル技術の進展が急速に進む中、IT業界にも大きな変動が予想されます。前回は「ユーザー企業」視点から取りまとめた仮説を紹介しましたが、今回は2020年以降に本格化すると見られるIT業界の動向に関する仮説を取り上げます。 変動が予想される2020年以降のIT業界 さまざまな業界において、デジタライゼーションの波が押し寄せていますが、この動きに最も大きな影響を及ぼすのがIT業界であると同時に、最も大きな影響が及ぶのもIT業界だといえます。顧客であるユーザー企業が、デジタル技術を活用して業務やビジネスを変革していくということは、すなわち、IT業界にもこれまでと異なる対応を求めることを意味します。 現在、IT業界は人手不足といわれており、従来型の開発・運用案件も非常に多く、活況を呈しています。そのため、デジタルトランスフォーメーションを早急に進めなくても、十分に売り上げを拡大していけると考えてい