【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間8日午前4時14分(日本時間同日午後6時14分)、スペースシャトル・エンデバーをケネディ宇宙センターから打ち上げた。約45分後に予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。シャトルは今年退役することになっており、予定の夜間打ち上げは今回が最後となる。 エンデバーは、野口聡一さん(44)らが滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)に、「トランクウィリティー」と命名された新しい部屋を運ぶ。 設置作業に野口さんも加わるこの部屋には、キューポラと呼ばれる大きな窓がついており、飛行士がロボットアームを操作したり、地球観測をしたりするのが容易になる。 なお今回のエンデバーには、2005年に野口さんと一緒に船外活動を行ったスティーブン・ロビンソン飛行士(54)も乗り組んでおり、宇宙で再び一緒に仕事をすることになる。 エンデバーの打ち上げ成功で、