マツダは18日、信号待ちなどの停車時にエンジンを自動停止して燃料を節約するアイドリングストップ機能を、国内で売るすべての乗用車に2015年までに標準装備する計画を発表した。軽自動車は除くが、マツダ独自のロータリーエンジン車も含み、エコなイメージをハイブリッド車で強調する他社に対抗する。 マツダは同機能を「i(アイ)―stop(ストップ)」と名付け、現在はアクセラとビアンテの2車種で搭載車を選べるようにしている。今後車種を拡大し、15年時点で国内は100%、欧州で約75%、北米で約40%をi―stop搭載車にする。 マツダによると、i―stopを搭載した車は杉の木16本の吸収量にあたる年間227キログラムの二酸化炭素を削減できるという。欧州ではBMWやフェラーリなど高級車やスポーツカーにも機能搭載の動きが広がっており、マツダは他の日本勢に先駆けて積極導入する考えだ。