6日午後0時25分ごろ、茨城県高萩市安良川のスーパー駐車場で、窃盗(万引き)容疑で現行犯逮捕された夫婦の乗用車の後部座席から、ミイラ化した男児の遺体が見つかった。県警高萩署は、保護責任者遺棄致死容疑の可能性もあるとみて遺体を7日に司法解剖し、男児が死亡した経緯を調べる。 窃盗容疑で逮捕されたのは住所不定、無職、浅沼喜美(42)と妻真由美(37)の両容疑者。男児は夫婦の子で生後1年前後とみられる。服を着て毛布のようなものをかけられていた。死後1カ月以上が経過しており、目立った外傷はなかった。 同署によると、夫婦は他に娘(2)を連れて車上生活をしていたという。真由美容疑者は「かわいい子供を捨てられなかった」などと供述しており、助手席側のフロントガラスに、こいのぼりのおもちゃが飾られていた。車上生活を始めた時期などは不明だが、男児の出生届は福島県内で出されていた。 逮捕容疑は6日午後0時20分ご