民主党愛知県連は7日、幹事会を開き、昨年4月の名古屋市長選までさかのぼって、河村たかし市長に出した推薦を取り消すよう党本部に求めることを決めた。9日にも文書で上申する。いわば県連の三くだり半で、対立は決定的となった。 河村市長は減税や議会改革をめぐり民主市議団と対立。住民直接請求で市議会を解散するため、27日から署名集めを始めると宣言していた。 県連代表の牧義夫衆院議員は7日の会見で「民主党が提出した条例を再議に回すなど、党の政策と著しく齟齬をきたしている。やむを得ないけじめだ」と話した。 河村市長は事務所で取材に応じ「とんでもない話。市民税減税など党本部が認めた公約を貫こうとしているだけだ。推薦を取り消すなら市民に謝罪すべきだ」と憤った。