総務省は15日、光回線やADSLなどの固定インターネット回線を通じた5月のデータ通信量(1秒あたりの平均ダウンロード量)が、前年同月比39・0%増の約9559Gbps(ギガビーピーエス)だったと発表した。過去最高で、2014年の3倍超に達する。 パソコンやテレビで動画配信サービスを利用する人が増えたほか、携帯電話回線を使わずにスマートフォンなどを固定ネット回線につなぐ「Wi―Fi(ワイファイ)」の設備の普及も背景にあるという。携帯など移動回線のデータ通信量(3月分)は前年同月比37・6%増だった。 固定回線の通信量は、調査を始めた04年11月は257Gbpsだったが、13年11月時点でその約10倍、今年5月は約37倍に増えた。固定回線の通信量は年2回、移動回線は年4回、通信大手への調査をもとに総務省が公表している。(上栗崇)
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